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プロ野球の自力優勝の意味とは?計算方法と史上最速の消滅を紹介!

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プロ野球のペナントレースのシーズンが進むにつれ、

「○○、自力V消滅」

「自力CS消滅」

というようなニュースが流れたりしますよね。

 

このプロ野球で、よく耳にする『自力優勝』。

その本当の意味を、意外と知らない人が多いのではないでしょうか?

自力優勝とは一体どういう意味で、どう計算しているのでしょうか?

 

当記事では、プロ野球の自力優勝について、その意味や史上最速での消滅記録などを紹介していきます。

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プロ野球の自力優勝とは?

プロ野球では、スポーツニュースを見ていたり、翌日の新聞を見たりすると、シーズン中に

「○○の自力優勝消滅…」

というニュースを見かけることがあると思います。

しかし、この自力優勝という言葉、耳にはするものの、よくわかっていない人もいるのでは?

自力優勝とは、難しそうな言葉に聞こえて、意味は実に簡単なんですよ。

 

自力優勝の意味とは、

あるチームが自分の結果だけで優勝ができる

ということです。

 

文字通り、自分の力だけで優勝ができる…というわけです。

もう少し詳しく説明すると、

他チームの勝敗に関わらず、そのチームが優勝することができる

のが自力優勝です。

この場合、自力優勝の可能性があるというのは、

そのチームが残りの試合を全勝した場合、他チームがどんな成績であろうと確実に優勝ができる

という解釈になるわけです。

(そんなことがありえるかは別として…。)

 

逆に、自力優勝消滅というケースは、

そのチームが残りの試合を仮に全勝したとしても、1位チームが直接対決以外で負けないと、勝率が上回ることができない

ということになります。

たとえば、AチームがBチームとの直接対決に勝ち、残り試合を全勝しても、BチームがCやDといったチームに負けない限り勝率で上回れなくなる…。

他チームが負け続けてくれる状況にならないと、優勝することができないので、

自分の力だけではどうにもならない=自力優勝消滅

なのです。

 

ちなみに、

2位以下のチーム全てに自力優勝の可能性が消滅すると、首位にマジックナンバー

が点灯します。

マジックナンバーの点灯は、あくまでも自力優勝の可能性が、首位以外になくなった時のことを指すため、

首位が負け続けて2位が勝ち続けることで、2位の自力優勝が復活する

こともあり、この時はマジックナンバーが消滅します。

 

また、1位と2位の直接対決が残っていなくても、残り試合に大きく偏りがある場合は、マジックナンバーが消滅することもあるので、結構厄介です。

さらに、マジックナンバーが点灯しないで優勝するケースも存在します。

たとえば、優勝の可能性が残っているチーム同士の直接対決しか残っていない場合。

この時は、自チーム以外のチームの自力優勝の可能性がない、という条件を満たさないため、マジックが点灯しないのです。

2014年のパ・リーグは、ソフトバンクが最終戦でオリックスを下して優勝しましたが、この時、マジックが点灯していない状態で最終戦を迎えたのです。

 

プロ野球の自力優勝の計算方法は?

プロ野球の自力優勝の計算方法はあるのでしょうか?

 

計算方法というほどのものはありませんが、基本的には、

直接対決以外、比較チームはどちらも全勝すること

が前提になっています。

ただ、基本的に自力優勝の計算などしても、あまり意味はありません。

自力優勝の計算は、今言った通り、そのチームが対象にする相手(大体は1位のチーム)が負けるケースは直接対決のみでしか想定されていないため、

BチームがCチームに負けることによって、Aチームの自力優勝が復活する可能性がある

というイレギュラーな事態…というか、当たり前のことが発生するからです。

また、そのチームの勝敗、比較対象の勝敗、直接対決の残り試合数などでガラッと変わってしまいます。

 

それよりも、

ゲーム差:両チームの貯金の差÷2

という計算を覚えていた方が、よほど役に立つでしょう。

 

歴代最速の自力優勝消滅チームはどこ?

2018年のペナントレースでは、珍記録が達成されましたね。

2018年5月6日に、楽天の自力優勝が消滅しました。

わずか31試合で自力優勝消滅、これは歴代2位の記録を更新してしまうこととなり、非常に悲しい出来事となりました…。

 

では、歴代1位の自力優勝消滅は、どのチームなのでしょうか?

2018年の楽天が歴代2位と聞けば、もしかして1位も楽天か?と思うかもしれませんね。

しかし、それは違います。

これに疑問を覚えた人のために、後ほど解説しますね。

 

プロ野球における、自力優勝消滅の史上最速記録は…

1955年の大映スターズの27試合目

でした。

一応、最終的に大映は最下位は免れたのですが、4月の時点で自力優勝が消滅するなんて、考えたくもない悪夢ですよね。

戦前の巨人を7度の優勝に導いた名将・藤本定義さんの力を持ってしても全く振るわなかった、この頃の大映は本当に残念な時代でした。

(この年の最下位はトンボユニオンズ)

あまりにも古い時代の話、しかも人気がセ・リーグに比べて全くなかったパ・リーグですから、大映スターズの記録は相当マニアックな人しか知らない気がします。

 

ちなみに、楽天の自力優勝消滅の記録ですが、

「2005年の楽天初年度の方が2018年より自力優勝消滅が早いのに、なぜ自力優勝消滅ランキング2位に入ってないの?」

という疑問を抱いた人もいるかもしれません。

確かに、創設初年度となった2005年の楽天は

29試合目にして自力1位の可能性が消滅

していますよね。

しかし、あくまでも2005年の楽天は、29試合目に"自力1位"が消滅しただけ。

実は、自力優勝消滅ではないんです。

なぜ2005年の楽天が自力優勝消滅の2位ではないのか?

ここから、制度の話が絡むので、少しややこしくなります。

 

2005年の楽天の自力1位消滅が自力優勝消滅とならないのには…

2004年~2006年まで開催していたプレーオフ制度の存在

が関わってきます。

パ・リーグは、過去何度かプレーオフ制度を採用していました。

そのうち、2004年~2006年に採用していたプレーオフ制度のルールとして、

プレーオフの勝利チームがパ・リーグ優勝チーム

と決まっていたのです。

そしてプレーオフに進出できるチームは、3位までのいわゆるAクラスチーム。

つまり、2004年~2006年の間における自力優勝消滅とは、

自力3位消滅

のことなんです。

そのため、2005年の楽天は、自力1位が29試合目で消滅しても、優勝するためには3位までに入ればよかったため、まだ自力優勝の可能性が残っていたんですね。

 

上記のような事情があって、歴代の自力優勝消滅速度のランキングは、

  • 1位:1955年の大映スターズ(27試合)
  • 2位:2018年の東北楽天ゴールデンイーグルス(31試合)

となるのです。

今のルールに置き換えれば、確かに2位の楽天が自身の記録を更新するわけですが、当時は違うルールだったので、当時のルールで考えなければならない…

ある意味で、からくりですよね。

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まとめ

今回は、プロ野球の自力優勝の仕組みについて紹介しました。

自力優勝は、

相手チームの勝敗に関わらず、そのチームが勝ち続けると優勝する

という計算方法を用いています。

そのため、基本的に比較チームは直接対決以外を全勝する前提で話しているので、上位の勝敗などで復活したり自力優勝が消滅したりする、ややこしい言葉なんですね。

また、首位以外のチームに自力優勝の可能性がなくなった時、基本的には首位チームにマジックが点灯します。

 

自力優勝消滅の史上最速記録は、1955年の大映でした。

この年は、4月に自力優勝が消滅しているので、ファンとしてはたまったものではなかったでしょうね…。

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