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小氷期はいつから?氷河期との違いと気温や気候の変化を解説!

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近年、地球について、いろいろな科学者が、

「地球は小氷期に突入する」

と口にしていますよね。

名前からして、小氷期は

『地球が寒冷化している』

ということは想像がつきますが…

では、氷河期とは何が違うのでしょう?

そもそも、小氷期はいつ頃訪れるのか?

当記事では、小氷期について、氷河期との違いや、いつ小氷期が訪れるかを調べてみました。

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小氷期とは?氷河期との違いを解説

小氷期とは

気候変動というと、まず思い浮かぶのは、人間が排出するCO2排出などの人為的な地球温暖化ですよね。

しかし、人為的な原因とは別に、

地球は、もともと周期的に気候変動を繰り返している

ということを知っていますか?

地球という星は今、長い氷河時代の中にあります。

氷河時代には、大きく分けて、

氷期と間氷期

といわれる2つの期間があり、この期間を交互に繰り返しているのです。

 

氷期とは、

地球の気候が寒冷化し、氷河が発達した時期

のことを指し、この氷期のことを氷河期と言います。

つまり、氷河時代の中でも、とくに寒冷な時期のことですね。

ちなみに、最後の氷期はおよそ7万年前からはじまり、1万年前に終結しました。

 

もう一方の間氷期は、

氷期と氷期の間に挟まれた、気候が比較的温暖な時期

のことであり、まさしく今私たちが生きているこの時代のことを指しています。

間氷期には氷河が溶けることもあるので、海面上昇を引き起こしたりします。

 

地球は、

間氷期の間に生命が栄え、氷期に入ると、生命の大規模な減少が起きる…

というサイクルを繰り返してきました。

しかし、温暖な間氷期の間でも、比較的寒冷な時期があります。

間氷期の中で、山岳の氷河が発達するなどといった、寒冷な時期となった時のことを、

小氷期

と呼びます。

また、ミニ氷河期と呼ぶこともあります。

 

これらのことから、違いが分かったかと思いますが…

氷河期と小氷期の違いは、

氷河期=氷河時代の中でも、とくに氷河が発達し寒冷な時代

小氷期=氷河時代の中でも温暖な時期=間氷期の中で寒冷な時期

となります。

なので、そもそもの属するカテゴリーが違うのです。

簡単に言うと、

  • 寒い時期
  • 温かい時期の中での寒い時期

という違いになりますね。

 

小氷期はいつから?

小氷期は、一体いつ頃から始まるのでしょうか?

最後に小氷期となったのは、

14世紀半ばから19世紀半ばのヨーロッパや北米

と言われています。

この時期は平均気温が1~2℃低くなり、ヨーロッパでは積氷が増え、夏も断続的に気温が低下していきました。

さらには、

イギリスのテムズ川やフランスのセーヌ川が凍り付いてしまう

などの現象が発生しています。

アメリカでは、ニューヨーク湾が凍ったため、

マンハッタンからスタッテンアイランドへ歩いて渡ること

ができました。

このように海や川が凍る、島を氷床が覆うなどの現象は、漁業・交易に大きな被害を与え、厳冬が飢饉を発生させるなど、人々の生活に大きな影響を及ぼしました。

日本だと、江戸時代に発生した飢饉も小氷期が原因ではないかと言われています。

ただし、最新の研究では、小氷期となったのは北半球に限られていて、南半球はあまり気温の変化がなかったとも判明しています。

 

この小氷期に突入した遠因の1つとして、

17世紀半ばから18世紀初頭のマウンダー極小期と呼ばれる、太陽に黒点が全く現れず、太陽活動がかなり低下した期間にあるのではないか?

と推測されています。

太陽活動の低下と小氷期を結びつける証拠自体はないので、明確にそれが原因であるとは言えません。

しかし、

小氷期の中でも最も寒さの厳しかった時期と、マウンダー極小期が一致している

ということは事実です。

マウンダー極小期と小氷期に何らかの因果関係があるとも言えます。

 

過去の小氷期から、科学者たちは長年にわたり、太陽の動きと地球に及ぼす影響について研究してきました。

とくに注目すべき点は

太陽の黒点数

です。

太陽の黒点は太陽黒点とよばれ、太陽黒点が多いほど、太陽の活動が活発化している状態だとしています。

そして現在、この太陽黒点が全く現れない日が増え続けている状態です。

 

最新の研究では、現在の太陽の活動は

過去約200年の中で最も低い

とのデータが出ていて、この傾向は、今後も継続していく見込みが強いようです。

科学者の間では、こういった太陽活動の低下によって、

  • 2030年頃に小氷期に突入する
  • 2015年に既に小氷期に突入、今後200年から250年間続く

と考え、論文を発表している学者もいるほどです。

 

一方で、最新の研究では、

  • 2019年後半~2020年にかけて、今のサイクル24の極小期に突入
  • 2023年~26年からサイクル25の極大期に突入するが、太陽活動はさらに低下していく
  • しかしサイクル25はサイクル24と同程度の活動なので、マウンダー極小期のようにはならない

との見解を、宇宙システム研究所(SSRC)の太陽物理学者リサ・アップトン博士は述べています。

どうやら、ここ数年の間では、小氷期に入ることはなさそうですが…

ただ、太陽活動は確実に低下が進んでいます。

もしかしたら、数十年後には寒冷化が大きく進む可能性は、十分にあると言えますね。

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まとめ

今回は、小氷期の到来について解説しました。

太陽活動の低下が、地球の寒冷化にどのような影響を及ぼすかは、確たる証拠がないため明確なことはわかりません。

はっきりわかっていることは、

小氷期の中で最も寒い時期と、太陽活動が著しく低下した時期は一致している

今後も太陽活動は低下していく

ということです。

しかし、わかったからといって、地球のサイクルを人間が変えられるわけではありません。

地球に住んでいる以上、われわれは、どんな環境の変化も受け入れていくしかないのです。

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