雑学

右利きの人が多い理由をチェック!左右の利き手が決まる判断はいつ?

投稿日:

右脳と左脳

ボールを投げたり、エンピツを握ったり、ハサミを使うなど、何かしら作業を行う手を

利き手

と呼びます。

たいていの人は右手を使いますよね。

実に、全人類のおよそ90%は右利きなのです。

残り10%が左利きであるのと比べると

右利きの人が圧倒的に多い

ということが分かりますね。

一体、どのような理由で右利きの人が多いのでしょうか?

また、人の利き手のポイントはいつから、どのような時に判断するのか?

この記事では、この2点について解説したいと思います。

スポンサードリンク

右利きの人が多い理由とは?

右利きと左利きの割合は、地域による差は無く、歴史上でも約5万年から6万年まで変化はありません。

いくつかある説の中で、有力とされているのが

左脳が発達しやすいため(左脳優位説)

という説です。

人間の脳は、右手側の右脳と、左手側の左脳に分かれており、

右脳は左半身の身体を動かし、左脳は右半身の身体を動かします。

また、左脳は一般的に

言葉を話したり、聞いて理解したりする

ときに、よく働きます。

人間の日常生活の中で、言葉をつかさどる左脳がよく働くことによって、その左脳がコントロールする右半身である

『右手がより動くようになった』

と言うように、考えられているのです。

 

また、今から約180万年前の石器を調べたところ、当時の原人類によって

右手で作られたものが57%

左手で作られたものが43%

であったことが明らかになっています。

それから、右利きの割合が90%になったとされる約6万年前は、人間が言葉を使い始めた時期と重なっています。

複雑で大きな道具を作ったり、団体で狩りを行ったりする時には、言葉によるやり取りが必要になってきます。

急速に言語をつかさどる左脳を発達させた人類は、結果として

左脳とつながっている右半身が優位に。

つまり、

右利きが増加したと考えられるのです。

また、他の動物では、チンパンジーに唯一利き手があります。

他の言葉を使わない動物には利き手がないことから

この説は信用性が高いと考えられているんです。

そして、右利きの人と左利きの人では、

言葉を使うときに脳が動く部分が違うこと

も、判明しています。

 

言葉をつかさどる言語脳とは

言語・調査・分析・計算などの処理を行う脳

であり、右利きの人は

90%以上の人が左脳にあります。

ところが

左利きの人の60%が左脳に、残り40%の人は右脳にあり

また

ほとんどの人が左脳、右脳の両方に言語脳を持っている

のです。

 

さらに

なぜ利き手が圧倒的に右側なのか?

この理由を解明する研究が、2010年にイギリスのオックスフォード大学の研究チームにより行われ、その結果、

人の利き手を決める遺伝子

が、発見されました。

およそ3300人の被験者の遺伝子を調べたところ

PCSK6

という遺伝子が、利き手を決めるときに強く関係している可能性が高いことが判明したのです。

これには、身体が発達する過程で

人間の心臓が左側や、肝臓は右側

といった配置の違いを決定する、重要な役割を出しているため

利き手にも関係している

と、考えられるのです。

 

左右の利き手が決まる判断はいつから?

人間は、生まれてから半年ほどで、物をつかんだり、手をのばして取ったりと、手をよく使うようになります。

しかし、この時期はまだ利き手は決まっておらず

ただ単に物に近い方の手を使っているに過ぎません。

人間の利き手が決まる時期に関しては、アメリカの小児科医で発達心理学者でもあるアーノルド・ゲゼルが研究を行っています。

生後8週から、10歳までの子どもを対象に調査したところ、1歳頃には両手を使い、2歳になると左右どちらかの手を主に使うようになります。

ところが、3歳頃にはまた両手を使うようなったり、利き手が交代したりするなどの過程を得て

4歳ごろに固定される

という結果が出たそうです。

このように、利き手が決まる判断は、赤ちゃんの頃にはまだ分からないものなのです。

しかし、どちらが利き手なのか気になるときは、以下の行為で予測することも可能となっています。

  • おもちゃをつかもうとするときの手
  • 物を受け取るときの手
  • つまずいたときに、どちらかの手が出るか
  • ボールを投げるときの手
  • スプーンやフォークを使う手

ただし

フォークは左手で使うけど、ボールは右手で投げる

といったこともあります。

必ずしも利き手を予想はできず

4歳ごろまでに変わる可能性がある

ということを覚えておくようにすると、良いでしょう。

スポンサーリンク

 

おわりに

現代社会は、右利きに優位な作りとなっています。

ハサミや自動改札機なども右利き用になっていますし、回転寿司も右側から流れてきます。

このような状況から、子どもの頃に左利きとわかった場合に

右利きに矯正された人も多いのではないでしょうか?

しかし

右利き、左利きのどちらかでも、子どもの成長を妨げる要因になるわけではありません。

最近は、左利きの人も使えるユニバーサルデザインの文房具や、キッチン道具などが普及しています。

利き手は個性として受け止め、のびのびとして育てることが必要なのではないでしょうか?

-雑学

Copyright© スピカ紀行 , 2019 All Rights Reserved.