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通貨交換協定とは?日中スワップ協定のメリットとデメリットをわかりやすく解説

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日中スワップ協定

最近、ニュースで、

『通貨スワップ』

という言葉が、良く聞かれます。

 

通貨交換協定とも言われ、日本が、

『韓国や中国』

と結んでいる報道が、以前は流れていました。

 

そして、通貨交換協定が、

『日本と中国の間で、再び結ばれる』

というのが、最近のニュース内容です。

 

ですが、通貨スワップというものを、

『どのような理由で行っているのか』

ということを知っている人は、どれ程いるでしょうか?

お金に詳しい人でない限り、あまり親しみのないものかもしれません。

 

そこで、今回は、

『通貨交換協定』

について、紹介します。

今まで、あまり意味が分からなかった人も、参考にしてみてください。

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通貨交換協定をわかりやすく解説

まずは、

『通貨交換協定』

が、何を意味するのかを紹介します。

 

この協定は、協定を結んだ国のどちらかが、

『金融危機に瀕している場合』

に行われる、金銭の売買です。

 

それが、今、

『日本と中国の間で行われようとしている』

ということです。

 

簡単に金銭の流れを紹介すると、

  • 協定を結んでいる国のどちらかが、金融危機に瀕する
  • 金融危機に瀕した国で使われる、貨幣の価値が急落する。
  • 金融危機に瀕した国で、輸出企業の利益が上がらなくなる。(貨幣の価値がないため)
  • 協定を結んだもう一方の国が、相手国の貨幣をあらかじめ決めた値段で買う。(他の国で貨幣が使えないため)
  • 相手国の貨幣を使い、金融危機を緩和させる。
  • 一時的にではあるが、金融危機を逃れられる。

ということになります。

 

つまり、

『相手の国の経営を支えるかわりに、自分の国の貨幣を買ってもらう』

ということです。

 

これにより、もし日本が貨幣を買ってもらえば、

『日本円の価値が高まり、経済が上手く回るようになる』

ということにも、つながる可能性があるのです。

 

なぜ、中国と通貨交換協定を結ぶのか

日中スワップ協定 なぜ

それでは、なぜ、

『中国と通貨交換協定を結ぶのか』

について、紹介します。

 

その背景には、

『アメリカと中国の貿易摩擦』

が関係しているのです。

日中スワップ協定のメリットは、『輸出業の救済』

アメリカとの貿易摩擦で、中国の経済は、

『今後、停滞路線を行く可能性』

があります。

 

まだ、はっきりした影響は分かりませんが、両国ともに、

『輸出・輸入』

に関して、制裁関税をかけているため、少なからず影響は出てくるでしょう。

 

貿易摩擦だけが、原因とはいえませんが、仮に、

『中国の経済が立ち行かなくなる』

ことになれば、世界経済にとって少なからず影響を及ぼします。

 

特に、中国に進出している企業は、

『輸出』

が極端に減るため、輸出業は、大打撃となってしまうでしょう。

 

その為、通貨交換協定は、中国が金融危機に陥ることを防ぐための、

『一時的な安全装置』

として、働かせるためにあるのです。

 

この安全装置が働くことで、

『中国に進出している日系企業』

が、中国の金融危機などに対応することができます。

 

流れとしては、

  • 中国の日系企業が、金融危機で人民元を調達できない。
  • 日本銀行が、日中スワップ協定に基づき、円で人民元を買う。
  • 買った人民元を、中国の日系企業に供給する。

という方法で、一時的に日系企業の経営難を防ぐことができるのです。

 

日本から援助が来ている間に、

『中国が経済危機を乗り越える』

ことが出来れば、問題は解決するということです。

日中スワップ協定には、デメリットもある

中国の日系企業を救済するという点で、メリットがあると紹介しました。

ですが、日中スワップ協定には、

『デメリット』

が存在しています。

 

それは、

『中国の金融危機が、回復しなかった場合』

です。

 

いくら日中スワップ協定で、日本が価値の低くなった人民元を買ったとしても、

『中国の経済が元に戻らなければ意味がない』

ということです。

 

日中スワップ協定は、あくまでも、

『緊急時の一時的な措置』

であるため、長い期間、日系企業の経営難を支えられるわけではありません。

そうなれば、日系企業は

『倒産するか、撤退するか』

しかなくなるのです。

 

逆に、輸入業は、

『中国製品を安く仕入れられる』

ため、メリットは大きくなります。

 

とは言っても、中国での輸出業は、

『安く大量に生産できる』

というのがメリットなので、この恩恵を受けられなくなるのは、日本としても痛いところでしょう。

 

物作りにかかるコストは、

『経営を行う上で、かなり重要なポイント』

になってきます。

 

全ての商売の基本は、

『安く仕入れて(作って)、高く売る』

です。

 

例えば、

  • 1本100円の鉛筆
  • 生産コストは50円
  • 売れれば、プラス50円の儲け

というものと、

  • 1本100円の鉛筆
  • 生産コストは20円
  • 売れれば、プラス80円の儲け

というものを比べたとき、どちらを選ぶかという話です。

中国に日系企業が進出しているのは、後者の状態になっているからです。

 

日本製だと、どうしてもコストがかかるのですが、

『中国製だと、コストが削減できる』

というメリットを手放さないという点を含め、日中スワップ協定は結ばれます。

 

それが、中国経済の破綻という話になれば、日中スワップ協定には、

『デメリットしか残らなくなってしまう』

ことになってしまうのです。

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まとめ

『通貨交換協定とは?日中スワップ協定のメリットとデメリットをわかりやすく解説』、いかがでしたか?

今回のまとめとしては、

『通貨交換協定は、お互いの国を一時的に守るためにある』

ということが言えるでしょう。

 

今回は、中国の金融危機を例に紹介しましたが、

『日本が金融危機になった場合』

は、逆のことが起こります。

 

もっとも、日本は中国以外にも通貨交換協定を結んでいるので、

『経営破綻』

という状況には、陥りにくいとも考えられています。

 

さらに、日本円は、

『世界でも信用度の高い通貨』

となっており、価値が下がる懸念も、今のところはないと言って良いでしょう。

 

どちらにせよ、

『日中スワップ協定』

が現実になったとしても、実際に、中国の金融危機が起きないことを願いたいものです。

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