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確信犯の本当に意味とは?間違いと正しい使い方を例文で紹介!

更新日:

はなこ
えっ!ほんとはそんな意味だったの??

日本語には、

本来の意味と違った意味で使われている言葉

がたくさんあります。

 

その筆頭が、

『確信犯』

です。

 

文化庁の

『国語に関する意識調査』

では、

『確信犯』の使い方の選択問題において

本来の使い方を選択した人が、16.4%

本来の使い方ではない方を選択した人が、57.6%

という結果がでています!

ちなみに、残りの26%の人は、『両方』か『どちらも不正解』、または『わからない』を選んでいます。

 

こんなにも誤用が多い

『確信犯』

の正しい意味と使い方を、

たろう
もしかしたら間違ってるかも・・念のため確認してみたい

と思いませんか?

 

そこで今日は、

『確信犯』の本当の意味、間違った使い方と正しい使い方

を、例文を用いて紹介していきましょう!

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『確信犯』の本当の意味は?

考える猫

考える猫

『確信犯』の本当の意味は

『政治的や思想的、宗教的等の信念に基づいて正しいと信じてされる犯罪行為、または、その行為を行う人』

のことです。

 

例として、

政治犯

思想犯

国事犯

などがこれに当たります。

たとえ法律で禁じられていても、自分の中の正義に従って行動する』

という考え方が背景にある犯罪ですね。

 

文化庁は

確信犯の意味を

3冊の辞書

  • 日本国語大辞典 第二版
  • 明鏡 第二版
  • 岩波国語辞典 第七版新版

で調べています。

 

結果は、次のようになりました。

3冊全てに

『確信犯』の本当の意味は

政治的・思想的・宗教的な信念に基づいて行われる犯罪

だと書かれています。

 

また、内2冊の辞書では、

『悪いこととわかっていながら、わざと行う発言や行為、または、それを行う人』

という解説を、『確信犯』の

『俗に用いられる意味』

として載せています。

 

そして、残りの一冊は、

俗に用いられる意味での使い方を

『全くの誤用』

としています。

 

『確信犯』の正しい使い方と間違った使い方

疑問

疑問

『確信犯』の正しい使い方

『確信犯』の正しい使い方は、

『法律に背いても、自分の中では正義と信じてする犯罪行為』

に対して使われています。

テ◯リストの、思想や宗教による自爆行為は、まさに確信犯だ。

末期患者の苦しみを見かねて、安楽死させた医者は確信犯といえるだろう。

歴史上有名な鼠小僧治郎吉は、大名から窃盗しそれを貧しいものに分け与えた確信犯だ。

機動隊に抵抗し、校舎を破壊した学生運動は、確信犯で間違いない。

『確信犯』の間違った使い方

いわゆる本来の意味ではない使われ方をしている、『確信犯』の例文です。

『誰かに悪影響や不利益をもたらすと分かっていながらやる行為』

に対して使います。

宴会で、会計の前に急に用事が出来て帰ってしまう彼は、確信犯だ。

彼女は、私だけにドレスコードを伝えずに招待し、私に恥をかかせた確信犯です。

仕事が忙しい時間帯にいつも席を外している課長は、確信犯ではないのか?

交際を匂わせて高価なものをねだる、あきらかな確信犯の彼女。

 

実は、この間違いとされる使い方のほうが、一般的には定着しています。

たしかに、本来の意味とは違った使い方でも、こちらのほうがしっくり感じられますよね。

『確信犯』の使い方の変化

もともと『確信犯』は、

19世紀に、ドイツの法律学者が作った

『刑法の用語』

です。

正しい『確信犯』の意味は、この刑法での解釈と同じです。

 

ところが、19世紀から100~200年を経た現在、

『確信犯』に『もうひとつの意味』が生まれ、

しかも、世間では、

そのもうひとつの意味のほうが、本来の意味よりも定着してきました。

 

多くの国語辞典にも、

本来の意味とは別に

『俗に用いられる意味』

として、間違いとされている意味も載せられるようになりました。

 

前出の文化庁の、

『確信犯の意味』のページは

このように結ばれています。

ふだんから気軽に使われるようになった言葉を、

本来の「政治的・思想的・宗教的な信念に基づく犯罪行為及びその行為者」

という意味で用いると、かえって違和感を覚える人もいるでしょう。

新しい使い方が広がっていくことで、

「確信犯」が本来の意味で用いられることは、更に減っていくように思われます。

文化庁月報より引用

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まとめ

『確信犯』の本当の意味は?間違いと正しい使い方を例文で紹介

しましたが、いかがでしたか?

『確信犯』の本当の意味

政治的や思想的、宗教的等の信念に基づいて正しいと信じてされる犯罪行為、または、その行為を行う人

『確信犯』の、間違いではあるが、俗に用いられる意味

悪いこととわかっていながら、わざと行う発言や行為、または、それを行う人

『確信犯』の正しい使い方と例文

『法律に背いても、自分の中では正義と信じてする犯罪行為』に対して使う。

例文:テ◯リストの、思想や宗教による自爆行為は、まさに確信犯だ。

『確信犯』の間違った使い方

『誰かに悪影響や不利益をもたらすと分かっていながらやる行為』に対して使う。

例文:宴会で、会計の前に急に用事が出来て帰ってしまう彼は、確信犯だ。

『確信犯』の本当の意味は、刑法で使われている確信犯と同じでした。

俗語の意味が、刑法に影響してはいけないので、

俗に用いられる意味が世間に浸透していくのと同時に

『確信犯には、違う二つの意味がある』

ことの認識を広めたいですよね。

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