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暴風雪の意味や定義をチェック!北海道で増えた理由とは?

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暴風雪

北海道では、冬の季節になると大量の雪が降り積もるのは、皆さん知っていると思います。

その雪を目当てに、国内外から多くの観光客が、スキーや観光などで北海道を訪れます。

しんしんと雪が降る光景は、ロマンチックで癒されますが、同時に風が吹くと状況は一変。

視界が悪くなり、体感温度もグッと下がります。

さらに風が強くなると、暴風雪となって様々な障害が起こり、特に最近は頻繁に発生するようになりました。

なぜ、このような異常気象が起こるようになったのでしょうか?

この記事では

  • 暴風雪の意味とは?
  • 暴風雪の定義をチェック!
  • 北海道で暴風雪が増えた理由とは?

について、説明していきたいと思います。

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暴風雪の意味とは?

まずは、暴風雪の意味を調べてみましょう。

暴風雪

風速が毎秒20メートルを超える風を交えた猛吹雪。

三省堂大辞林より

次に、吹雪という意味も調べてみましょう。

吹雪

強い風を伴って激しく降る雪。

地上の積雪も舞い上がって、非常に視程が悪くなる気象状態をいう。

三省堂大辞林より

これらを解釈すると

風速が毎秒20メートルを超える状況で、激しく降る雪や、地上の積雪が舞い上がって、非常に視程が悪くなる気象状態

が、暴風雪の意味となります。

 

暴風雪の定義をチェック!

次に、暴風雪の定義を、気象庁が公表しているデータを参考に調べますと

暴風雪

暴風に雪を伴うもの

と、なっています。

暴風とは、風速が毎秒20メートル以上の風を指しますが、地域によって、風速に多少の差異があるのです。

例として、札幌管区気象台では

平均風速が16メートル毎秒以上で、雪による視程障害を伴う状況

を、暴風雪警報と定義しています。

ちなみに、警報とは

気象現象によって重大な災害が起こるおそれのあるとき

と、気象庁が制定しており、また、暴風雪と同じような意味合いの猛吹雪とは

強い風以上(風速が秒速15メートル以上20メートル未満の風)の風を伴う吹雪

と、気象庁が定義しています。

猛吹雪よりさらに強い風の状態を、暴風雪と言うのですね。

 

北海道で暴風雪が増えた理由とは?

近年、北海道では、暴風雪による災害の発生に変化が見られます。

過去の気象観測データを分析した結果、冬期の降雪量は、ほとんどの地域で減少傾向になっていますが、

北海道東部では、2001年以降、降り始めから1日の降雪量が40センチメートル以上となるケースが増加する

傾向にあるのです。

実際、2013年3月2日に暴風雪となった北海道の中標津町や湧別町で、車が相次いで立ち往生する事態が多発しました。

そして、雪で密閉状態となった車内で一酸化炭素中毒になったり、車外に出て凍えるなど、8人の方が犠牲になったのです。

何故、このような暴風雪が増えたのでしょうか?

今までは

日本近海の海水温の上昇により、冬の爆弾低気圧が発生するため

と考える説が有力でした。

つまり

地球温暖化が進むことによって、逆に大雪をもたらす爆弾低気圧が増える

と考えられていたのです。

しかし、最近の研究では、日本列島の太平洋側を東に進む低気圧である

南岸低気圧

が、北に進んで北海道に接近して急速に発達し、暴風雪をもたらすケースが増えていることを

九州大学の川村隆一教授らの研究チーム

が発表しました。

川村教授らは、道内22観測点で冬に暴風や大雪を記録した合計日数を、1979年12月から2017年2月まで調べました。

その結果、1998年2月以前の19季は、一冬平均で

暴風が3.68日、大雪が5.47日

というデータが判明したのです。

そして、1998年12月以降の19季は

暴風が7.53日、大雪が10.42日と、ほぼ倍増

していたのもわかりました。

さらに、北海道内の暴風雪の主な要因である、急発達した低気圧は

南岸低気圧由来のものが1998年12月以降、55個

が北海道に接近したのです。

この数は、

1998年2月以前よりも19個多く、約1.5倍の増加

となっています。

特に、24時間で中心気圧が35ヘクトパスカル以上も下がる猛烈に発達した低気圧は

1998年12月以降14個で、1998年2月以前と比べて倍増

しました。

通常、南岸低気圧は冬に東シナ海などで発生し、関東沿岸から東に抜けます。

しかし、フィリピン付近の海水温が上昇することによって

西側の大気の対流が活発化

となり、この影響で、チベット付近の上空で高気圧が強まり、偏西風を蛇行させるのです。

その結果

東シナ海付近で南岸低気圧

太平洋で高気圧

がそれぞれ発達しやすくなります。

よって

南岸低気圧が高気圧に阻まれ、北上しやすい気圧配置になった

と考えられるのです。

南岸低気圧が発達して接近すると

通り道が近い道東に暴風雪をもたらすことが多く

今回の分析でも

道東で、暴風雪の増加傾向が顕著

になっています。

このようにして、北海道、特に道東で暴風雪が増えたのです。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

情報をまとめますと、暴風雪の意味は

風速が毎秒20メートルを超える状況で、激しく降る雪や、地上の積雪が舞い上がって、非常に視程が悪くなる気象状態

暴風雪の定義は

平均風速が16メートル毎秒以上で、雪による視程障害を伴う状況

また、北海道で暴風雨が増えた理由は

  • 南岸低気圧が急速に発達、接近することによるものであった。
  • このような状況は1998年を境に増えており、前後約20年間で、北海道への南岸低気圧の接近数は1.5倍も増加した。
  • 一冬平均の暴風や大雪の日数も、2倍に増加したという研究結果も発表された。

ということも、わかりました。

以上、暴風雪の意味や定義、北海道で増えた理由を解説しました。

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