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eスポーツはスポーツじゃない?日本で流行らない理由や原因を考察

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最近、世界では『eスポーツ』が大きな盛り上がりを見せていますよね。

様々なゲームで大会が開かれ、

優勝賞金が億を超える

大会もあって、eスポーツ人口は非常に多いんですよ。

 

それなのに、かつてはゲーム大国と言われた日本では、eスポーツはあまり浸透していませんよね。

日本でeスポーツが流行らないのは、どうしてなのでしょうか?

調べてみると、

そもそもプロゲーマーとしてやっていこうと思うなら、国外に出た方が圧倒的にいい

という結論に至るほど、日本がダメな国であることがわかりました。

当記事では、eスポーツが日本で流行らない理由について、考えていきます。

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eスポーツはスポーツじゃない?日本国内での認識

eスポーツは、正式には、

エレクトロニック・スポーツ

と呼ばれ、コンピューターゲームやビデオゲームを競技として捉える際に使われる言葉です。

近年、このeスポーツ人口は急激に増加し、

世界では1億人を超えている

という競技人口となりました。

この人数は、

野球の競技人口の3倍

にも上る数字となっています。

 

海外のeスポーツ大会は、賞金も高額なものが多く、優勝賞金が50万円以上の大会は全世界で400以上、大規模なものにもなると、

優勝賞金が億を超える

こともある、年々規模が大きくなっている業界でもあります。

ちなみに、過去には11億円という優勝賞金が用意された大会もあるんですよ。

 

このように世界では、だんだんと浸透してきたeスポーツ。

しかし、ゲーム大国と言われたこともあった日本では、eスポーツは全くと言っていいほど浸透していません。

eスポーツ後進国

であるのが現状です。

 

なぜeスポーツは日本では流行らないのか…

まず、そもそもの話として、

「eスポーツはスポーツじゃない」

などというような、呼称で賛否を呼ぶ、くだらない議論が話題になる時点で、日本でのeスポーツが流行っていない現状が伺えますよね。

 

実際、eスポーツをスポーツだと思うかどうかという、クロス・マーケティングによる全国47都道府県に在住する15~69歳の男女1,200名を対象にしたアンケートでは、

「とてもそう思う」「わりとそう思う」の合計が19.6%

と、かなり低く、eスポーツをスポーツだと思わない人が大半だったようです。

そもそも、元を辿ればスポーツという言葉は、17世紀ごろの貴族の遊びが対象でした。

狩猟を筆頭に、歌劇やディベート、カードゲーム、盤ゲームなどをスポーツと指していたのです。

なので、eスポーツは、スポーツで何ら問題はないと思うのですが…。

 

日本でeスポーツが流行らない理由・原因は?

世界でのeスポーツ人口は非常に多く、大規模な大会が開催されることもある中で、

日本では、eスポーツは全くと言っていいほど流行っていません

なぜ、日本ではeスポーツが流行らないのでしょうか?

その原因を考察します。

日本でeスポーツが流行らない理由1 いくつかの法律による妨げ

まず、日本のeスポーツが流行らない大きな原因であり最大の理由として、

日本という国自体に、eスポーツ発展を妨げる要素が多すぎる

という、もはや国レベルで、どうしようもない問題が存在していることにあるでしょう。

 

典型的な例が法律です。

まず、日本は海外に比べると、eスポーツの発展を妨げる法律が多いです。

最も大きな妨げになる法律が、

賭博罪と景品表示法

に関するもの。

ゲーム大会は種目となっているゲームのユーザーになる、要するにゲームを買わないと参加できません。

そうなると、

賞金が10万円以上を出すことができない

という賞金的な問題があります。

それを打開するために、日本ではeスポーツ連合が結成され、プレイヤーにプロとしてのライセンスが発行されるようになりました。

メモ

ゲームが仕事のプロゲーマーのみの大会であれば、ゲーム=仕事なので景表法に引っかからないため

なので、本当の意味で日本で、eスポーツが始まるのは、まだこれから先のことになると言えます。

 

さらにもう1つ。

大会をおこなうため、海外では参加料を徴収することで、それを賞金に充てたりしていますよね。

しかし、参加料を徴収するタイプの大会は、

賭博罪に引っかかる恐れがあります。

 

またもや、立ちはだかった法律の壁。

仮に高額賞金の大会を開こうにも、

赤字覚悟で企業やゲーム会社が費用を負担しなければなりません。

メモ

施設利用料や大会運営費という名目で参加料をとることは、問題にはなりません。

さらに、小規模な大会を開くのにも、法律が邪魔をします。

その法律が、

風営法

です。

風営法は、1982年に改訂された際に、

モニターを使って遊ぶ、あらゆる娯楽を楽しむ場を有料で提供する行為は違反

このような条件も増えてしまったため、

バーやカフェなどにゲーム機を置くと風営法違反

になってしまいます。

小規模~中規模大会も開けないので、これではeスポーツの発展などできるわけがありません。

入るきっかけが作れなければ、eスポーツ参加者が増えるのも難しいです。

有名プレイヤーが増えていく土台、選手を応援するというファンの増加のきっかけも減ってしまうことになります。

 

これらの理由から、少なくともeスポーツが日本で流行る、さらなる発展をしていくためには、

法整備という国家レベルの施策が必要になるでしょう。

これだけは間違いありません。

競技人口が増えないのも、人材が育たないのも、法律による縛りが原因と言っても過言ではありません。

日本でeスポーツが流行らない理由2 PCゲームが流行っていない

日本でeスポーツが流行らないもう1つの理由として、

PCゲーム人口が他国に比べるとかなり少ない

つまり、コンシューマーゲームのプレイヤーが非常に多い時代が続いていたのも影響していると考えます。

確かに、日本はPCゲーム人口が少なく、ファミ通の調査によると、

ゲームをプレイしている人のうち、約20%しかPCゲームユーザーがいない

という結果になっていました。

そして、eスポーツの多くのタイトルは、PCゲームが多いです。

メモ

マルチプラットフォーム展開のゲームもありますが、大会は使用するプラットフォームがPCに限定されるケースが多いため

 

一方の海外、たとえばアメリカだと、日本ではアタリショックと言われる家庭用ゲーム業界の崩壊で、

ゲームはPCゲームの開発が増えていき、PCによるネットワークゲームが競技の主流になっていきました。

しかし、ゲーム大国である日本は、アメリカがPCゲーム開発へ転換した時代に、家庭用ゲームが産声を上げようとする時代でした。

 

また、PCゲームの競技が主流になったことで、企業がゲームの販促にしていた大会が、ユーザー主導の大会と変化していきます。

ユーザー主導となって、アメリカにおけるゲーム大会は、従来のゲームタイトルの魅力を売り出すためのイベントではなく、

トッププレイヤーの決定や大会の盛り上がりが主体となっていきました。

こうして、新たなビジネスモデルとしてeスポーツが発展していったのです。

一方、日本にはそれがありません。

あくまでも、娯楽としても家庭用ゲームばかりが勢いづいていきました。

その結果、競技人口の増加どころか、eスポーツ自体の誕生が遅れる結果を招いています。

日本でeスポーツが流行らない理由3 行政による支援が発展途上

日本がeスポーツ未承認国家であることも、eスポーツが流行らない理由でしょう。

日本では、

ゲーム=遊び

であり、真剣に勝負をして勝利を求める認識のゲーマーが、とても少ないことにあります。

しかし、国がeスポーツをスポーツと認めた場合、その認識は少しずつですが変わっていくはずです。

 

海外におけるeスポーツ発展の例には、アメリカのようなユーザー主導の発展の他に、国による発展というケースもありました。

たとえば、アメリカと並ぶもう1つのeスポーツ大国・中国の場合。

中国の場合は、日本の経産省に当たる信息産業省が大会を主催するなど、

行政がeスポーツ発展のためにバックアップ

をしてきました。

 

フィリピンでは、eスポーツアスリートのライセンスを国が発行しています。

このライセンスがあると、

アメリカのゲーム大会に参加するためのビザの発行もしてくれる

など、eスポーツアスリートへのサポートが充実しているんです。

 

しかし、日本ではまだ、

2017年頃から、ようやくeスポーツアスリートに対する条件付きの支援やeスポーツ産業への取り組みの検討を始めたばかり

と発展途上の段階です。

今後、行政がeスポーツに対して何らかの政策によるバックアップが進んでいくかどうか…

国という後ろ盾が作られることも、eスポーツ発展には欠かせないのではないでしょうか。

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まとめ

日本でeスポーツが流行らない理由として、

  • 日本のゲームが辿ってきた歴史(PCゲームユーザーが少ない)
  • 法律という発展の阻害要素
  • eスポーツが国家的にスポーツとして認められていない

などの理由を紹介しました。

理由のほとんどに当てはまるのが、

行政が手を加える必要のある、国家レベルの問題

であることがわかります。

日本がeスポーツ後進国から抜け出すには、間違いなく、行政が本格的にeスポーツに対して向き合う必要があるでしょう!

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