漫画

銀の匙15巻(最新刊)の発売日と最終回までの収録ストーリーをネタバレ

大蝦夷農業高校での生活も残すところ後半年。

八軒は、ばんえい競馬場への石窯ピザ出店で。

御影は、大蝦夷畜産大学の畜産科学過程の推薦入試で。

2人とも、これからの道の第一歩を見事、成功という形で踏み出しました。

2人は晴れて付き合うことになりましたが、大川先輩から、

八軒も大蝦夷畜産大学に進学すること

を指示されて大忙しの日々に…。

銀の匙の最終巻にあたる15巻では、八軒の夢は?御影は?そして共にエゾノーで同じ釜の飯を食ってきた仲間たちの未来はどう描かれていくのでしょうか。

この記事では、最終回に向けて話が展開される、銀の匙の最新刊(15巻)の発売日と、収録ストーリーをネタバレ紹介していきます!

スポンサーリンク

銀の匙15巻(最新刊)の発売日

ずばり

2020年2月18日(火)

が銀の匙最新刊(15巻)の発売日です!

参考までに直近10巻の発売日をまとめてみました。

5巻2012年10月18日
6巻2013年1月18日
7巻2013年4月18日
8巻2013年7月11日
9巻2013年10月18日
10巻2014年1月8日
11巻2014年3月5日
12巻2014年8月18日
13巻2015年6月18日
14巻2017年8月18日

2014年あたりから不定期連載に入ったため、最新刊の発売日の予測が難しかった銀の匙。

しかし今、週刊少年サンデーの公式サイトにも

『2020年2月18日(火)発売』

というリストの中に『銀の匙』が含まれています。

すでに、最終話が描かれていますから、発売日は間違いないでしょう。

 

銀の匙15巻(最新刊)の収録本数・サブタイトル

14巻では、高校生活もラストスパートを迎えたエゾノーのメンツ。

それぞれの道に向かっての一歩が描かれています。

競馬場での石窯ピザ出店で、まずまずの成果を収めた八軒。

見事大学の推薦枠に通った御影。

ブラック臭むんむんの会社に受かりそうな吉野。

推薦を落とし一般試験で再チャレンジすることとなった相川…。

 

ようやく付き合い始めた八軒と御影、ちゃっかり付き合い始めた円山と栄…。

最新刊にして最終巻(15巻)では、どのような展開が待ち受けているのでしょうか?

まずは、銀の匙15巻(最新刊)の収録本数と、サブタイトルを紹介していきます。

銀の匙14巻の収録ストーリー

まずは、前巻である14巻の収録ストーリーをおさらいします。

第114話四季の巻⑰
第115話四季の巻⑱
第116話四季の巻⑲
第117話四季の巻⑳
第118話四季の巻㉑
第119話四季の巻㉒
第120話四季の巻㉓
第121話四季の巻㉔
第122話四季の巻㉕

14巻では、八軒の高3の学園祭から大川先輩に大学受験を命じられるまでが描かれていました!

銀の匙15巻(最新刊)の収録ストーリー

それでは、本題の最新刊(15巻)のストーリーを紹介します。

第123話四季の巻㉖
第124話四季の巻㉗
第125話四季の巻㉘
第126話四季の巻㉙
第127話四季の巻㉚
第128話四季の巻㉛
第129話四季の巻㉜
第130話四季の巻㉝
最終話八軒勇吾の巻

銀の匙最新刊(15巻)では、

第123話~最終話までの9話のストーリー

が収録されます。

 

銀の匙最新刊(15巻)の収録ストーリーのネタバレ

第123話『四季の巻㉖』のストーリーのネタバレ

実家に戻った八軒、父への報告

八軒の自室、テーブルにはセンター試験の過去問が積み上げられていました。

別の紙袋の中にも、センター試験の問題集らしき冊子がたくさん入っています。

汗をかきながら、過去問を見つめる八軒。

八軒「………良い点取らなきゃ…」「…良い点取らなきゃ…」

中学生のころ、学力テストの順位表を見ては、憑りつかれたように勉強していた八軒。

八軒「時間もないし…」「もう年末だし…」

しかし、センター試験の問題集を見つめたままの八軒が下した決断とは…

年末だから大掃除!という現実逃避でした(笑)

 

そして、大掃除を済ませたのかどうかは定かではありませんが、八軒は年末は実家に帰省しました。

御影の合格発表と同じ日に生まれた、八軒兄夫婦の赤ちゃんも一家に帰省中です。

指を握らせたり、八軒兄とお義姉さん・アレクサンドラのどちらに似ているのか見比べたり、赤ちゃんと触れ合う八軒。

しかしぐずり始めた赤ちゃんの顔が、怖い!もしや八軒父に似ていくのか!!?

そんな中八軒兄夫婦は、赤ちゃんの泣き方を聞き分けておむつを替えたりミルクを用意したりと大忙しです。

八軒「つーか、家畜よりわかりやすいぞ人間の赤子!!!」

八軒兄「家畜と一緒にすんな農高生!」

家畜との意思の疎通の大変さを思い返して、号泣する八軒。

ロシア人のアレクサンドラは、ロシアの子守唄を歌って寝かしつけに入りました。

八軒兄が八軒に歌詞の通訳をしていきます。

しかし、アレクサンドラの穏やかな表情とは裏腹に、歌詞には『手にきらめく刃』とか『父さんはコサック 武勇見せてあがるから』など、恐ろしいワードがたくさん(笑)

そこへぬっとあらわれたのは、八軒家の父さんでした。

みんなが挨拶をするなか、八軒も恐る恐る八軒父にただいまの挨拶をします。

八軒父に名前を呼ばれて緊張する八軒。

八軒父「ここしばらく帰って来なかったのが急に帰って来たということは、なにか用件があるのだろう?」「飯の前に話しておいた方がいいか?」

父はずばりと言い当てます。

食卓でぽつりぽつりと、自分の意思を話し始める八軒。

言いにくそうに大学進学を目指すことを伝えると、一気に父親の表情が変わりました。

無言で八軒に圧を掛けていた父でしたが、自室で息子と話すことに。

父の部屋に上がる階段をのぼりながら、話を続けます。

八軒は、なぜ大蝦夷畜産大学に進む道を選んだのかを話しました。

八軒父「賛成だ」

八軒「えっ?」

あっさり賛同し、部屋のドアを開ける父。

机の上には、農業経営の本、本棚にも畜産関係の書籍がずらりと並んでいました。

八軒は圧倒されます。八軒父も出資するからにはきちんと考えていたといいます。

八軒心の声「考えたって…」「どんだけ調べてんだよ…」

そんな八軒の頭の中を見透かすように、八軒父は畜産大学を受けることに賛成である理由を述べていきます。

八軒の案に対して、賛成であることには賛成し、失敗のある可能性については理由もつけて反対する八軒父。

父が出資金の準備をする限り、八軒も何も言えません。

本がぎっしり本棚を見上げながら、父に話しかける八軒。

 

正直父が苦手であること、でも、一緒に仕事をする上では信用していること…

そして、手に持っていた事業計画書を父に差し出します。

 

八軒「4年後を見据えて大川社長と作った。」「見てほしい。」

受け取る八軒父、中身を確認し始めます。

その様子を見ながら、お互い信頼を積み重ねていけるはずだと自分に言い聞かせる八軒。

八軒父「この内容ならA4サイズ3~4枚で納まる!ムダにぶ厚い!人に読ませる気があるのか!?」

八軒心の声「ん”ああああああ!!!やっぱこいつ嫌い!!!」

しかし八軒父は、事業計画書を見ながら次々とアドバイスを出していきます。

1階ではなかなか降りてこない父子を心配していましたが、とうとう紅白も終わってしまいました。

ご飯を食べることも忘れて、息子と仕事の話に没頭する父(笑)

一方、御影家では?

除夜の鐘が鳴り響く中、缶ビール片手に御影家でくつろいでいたのは大川先輩でした!

御影の両親よりも、御影が一番困惑している様子。

御影「大川先輩は実家に帰らないんですか?」

大川「帰りたくないっつったら御影社長が年越し誘ってくれたからお言葉に甘えて!もう酒飲んじゃったから車に乗れないし!」

実家嫌いの大川は、御影家で年を越しました(笑)

 

そして、1月2日。

八軒下宿先のばんえい競馬場では早速レースが行われています。

盛り上がる声を遠くに聞きながら、八軒はまたテーブルに積まれたセンター試験の過去問に向かい合いました。

一冊を手に取る八軒。相川の言葉を思い出します。

相川「やっぱ劇的にトラウマ克服はできないよね。」「こつこつ地道に少しずつ慣らしていくしかないね。」

受験競争に憑りつかれていた中学生の時のような必死の形相ではなく、覚悟を決めたような表情で過去問を開けます。

そして、八軒の部屋にはただ静かにカリカリカリカリカリカリカリという音が響くのでした。

第124話『四季の巻㉗』のストーリーのネタバレ

八軒の知らないところで御影が陰で支える!

突然の大川命令により、大蝦夷畜産大学への入学という目標を掲げることとなった八軒。

一方、推薦入試で同大学への入学が決まっている御影の家には、当の大川先輩がまだ滞在していました。

この年末年始、八軒と御影は連絡を取り合ってはいないようです。

御影「勉強の邪魔しちゃ悪いかなと思って」

御影父「別れろ。」

御影「受験終わったら毎日遊びまくります!!」

どこにいたんですか?御影父(笑)

そうは言うものの、御影は八軒のために何かしたい…。

大川先輩「そういう事ならあるだろ、」「おまえにしかできない事!」

何か出来ることがあるのかと嬉しそうな御影。

翌日?御影は、彼女というものの存在意義とは何か?という命題に涙を流しながら、大川先輩と一緒に豚の世話に勤しみましたとさ。

 

一方そのころ八軒は、というと、きちんと勉強を頑張っていました。

大きく伸びをする八軒。

時計を見ると深夜の2時過ぎでした。

疲れを取るのも仕事のうち、と布団に潜り込みます。

しばらく布団の中にいた八軒でしたが、やっぱり不安には勝てません。

ベッドから上半身だけ這い出し、また問題集に向かい始めます…御影にこの頑張りようを教えてあげたい!

そしていよいよセンター試験当日!

目指している進路でもあり、センター試験会場でもある大蝦夷畜産大学。

ー15℃の寒空の下、続々と志願者たちが集まってきていました。

志願者の中には推薦入試枠を落とした相川の姿もあります。

八軒「おー、相川おはよー。」

相川「!」「八軒君おは…」

銀の匙第124話四季の巻㉗

銀の匙第124話四季の巻㉗

振り向いた相川の前に居たのは、声と眼鏡だけで八軒だとやっと認識できるほどの影でした(笑)

どうやら八軒は勉強に没頭していた様子。

栄養補助食品を口にしてようやく元の八軒に戻れました!

八軒の冬休み期間を心配する相川。

八軒はきちんと食事はしていたものの、脳の栄養消費量>補給栄養になってしまっていた模様。

さすがは元・進学校生、打ち込みようが半端ないです。

そして、2人は相川の卒業までの予定について話し合います。

相川は大蝦夷畜産大学だけでなく、私立の獣医学科も受ける予定

今日・明日のセンター試験が終わったら私立の出願

直後に大蝦夷畜産大学の出願

2月早々に私立の本試験

2月中旬に私立の合格発表&入学手続き

2月下旬に大蝦夷畜産大学の本試験

エゾノー卒業式

3月上旬に大蝦夷畜産大学合格発表

最悪、3月下旬の後期合格発表or追加合格まで待ち

と、相川は時間的にも金銭的(滑り止めの私立にお金を先に支払わなければならないため)にもハードなスケジュールのようです。

八軒「獣医師になれたら『食品衛生管理者』の資格も取れるんだよな。」

相川「そーだね。獣医の仕事がなくなったら八軒君とこで雇ってよ。」

そんな冗談を言い合う2人。

その前に高笑いをしながら登場したのは、南九条です。

八軒に詰められる南九条ですが、南九条は得意そうに受験票らしきものをピラピラ振っています。

南九条「自分の実力を把握しておくのも天才として大切な事ではなくって?」

八軒「あいつ高校卒業確定したのかよ…」

相川「八軒君のお兄さん、すごいね…」

噂をすればなんとやら、そのころ札幌では南九条父と八軒兄がパソコンのディスプレイ越しに会話をしていました。

嬉しそうな南九条父の表情が画面から伝わってきます。

実は、八軒兄にどうしても話をしたい人物がいたという。

その人物とは…、南九条の担任でした。

オール1だった南九条の成績をオール2にまで上げてくれた八軒兄に対し、号泣しながらお礼を言う担任。

八軒兄は担任の苦労を慮ります(笑)

そのあとも、親戚一同が画面に次々と現れていきました。

困ったように笑いながらお礼を受けていく八軒兄。

…でしたが、おじ2やいとこまで出てきて八軒兄は引き気味です(笑)

パソコンのディスプレイ「またいとこ。」「近所のおっさん。」「JA職員一同万歳!!」「ワンワン!」「ニャー」「いとこその25。」

八軒兄心の声「いつまで続くんだこれ!!」

お義姉さん「あやめちゃん、愛されてるネ~v」

まだまだ南九条家のお礼が続く中、弟の状況を考える八軒兄。

八軒兄は八軒兄で、弟を応援していたのでした。

通学は残すところあと1週間!

センター試験2日が終わった次の日は、エゾノーの始業式。

学校のチャイムがいつも通りに響き渡ります。

桜木先生が3学期の流れについて説明と注意を始めました。

真剣に聞き入る生徒たち。

1月末の卒業認定試験が終われば、卒業式までは各々のやるべきことをやっていくことになります。

運転免許の取得や、卒業後に家を出るものは物件探し。

そして八軒含め、まだまだ受験勉強や受験が控えている生徒たちもいます…。

桜木先生「残り2か月ほど、」「悔いの無い高校生活を送ってください。」

八軒と相川は出席日数が足りているので、もう明日から休んで受験勉強に励む予定です。

卒業認定試験までの1週間を休むつもりの2人に対して、実家の養鶏場を継ぐ予定の常盤がうらやましがります。

相川「食べるか寝るか勉強かで、他のこと全部後回しになるよね。」

吉野「彼女もね。」

八軒「すいませんね!!!」

受験生は、仕方ありません…。

御影にあう前に伸びきった髪を何とかしたいと悩む八軒に声をかけたのは、相川と同じホルスタイン部の二又でした!

おそらくは牛用のバリカンで(笑)八軒の髪をすっきり整えてくれました!

八軒と常盤が、こんなに器用で頭もいい2人に彼女がいない不思議をいぶかしがります。

女子から避けられる理由は、ホルスタイン部の先輩たち(卒業生)のせいでした…。

『美牛』と書いて『おんな』と読む、そんな牛を愛してやまない先輩たちと同じような趣向だと、どうやら相川と二又も周りから思われているようです(笑)

頭がすっきりしたところで、八軒と常盤は一緒に帰ります。

そこで、常盤が気づいたことが…!

班のメンバーは5人。

八軒&相川=受験で1週間休み

駒場=退学

残り=常盤&稲田

=除雪作業は常盤と稲田だけで行う羽目に!!!

常盤「御影ぇ!!八軒のかわりにうちの班手伝え!!」(おまえあいつの彼女だろ――!!)

御影「なんで彼女=労働力なのよ!!」

豚の世話だけでなく、班の手伝いまでさせられそうな御影(笑)

連絡がなくても、デート出来てなくても、豚の世話をさせられても、八軒にキレない御影…イイ女です!

ちなみに、南九条のセンター試験は222点だったそうです。

第125話『四季の巻㉘』のストーリーのネタバレ

神社にお参り、八軒の今年の運勢やいかに?

八軒「うっ」「そ~~~!!」

外は車のドアも開けられないほどの大雪。

スマホをチェックしてみても、休校の連絡は来ていません。

卒業試験の日なので、八軒は学校に向かってみます。

とは言っても大雪で埋め尽くされた道路。

雪をかき分けてバス停についても時間通りにバスは来ません。

ようやくぎゅうぎゅう詰めのバスで学校前についた八軒でした。

友人たちと合流し、教室のドアを開けた瞬間目に入ってきたものは…

桜木先生「あと9分」

テストを受けている…というか問題を解き終わってこちらを見ているクラスメートたちと、時計を見る先生の姿でした!

必死の形相で試験を受けだす八軒でしたが、この時点でもう残り5分です。

遅刻者たちがそろって救済措置を先生に訴えるも、

桜木先生「社会に出たらこんな理不尽な事いっぱいあるから今から慣れとけ!」

と一蹴され、八軒はいつもの成績1位の座から降りることになったのでした。

 

そして場面は大蝦夷神社に移ります!

絵馬も書き、しっかりお参りし、おみくじを引いて楽しむ八軒と御影。

休憩に入った饅頭屋さんで2人は近況報告をしあいました。

御影に付き合ってやってきたセンター対策のおかげで、八軒はセンター試験はまずまずの手ごたえを感じていそうな様子です。

八軒「ほんとな、」「やっといて無駄な事って無いんだよな。」

御影の試験勉強に付き合っていたのも、未来への自分への種まきだったといえますね。

おみくじを見る八軒。小吉を引いていたのですが、何が書かれているんでしょうか?

健康:休息が必要

願望(八軒と御影の仲):行動あるのみ

御影にも心配されるほど『学業』の項目が目に入っていません(笑)

おみくじに後押し(行動あるのみ)されて、八軒は御影を自宅に誘…おうとしたら、何と桜木先生が話しかけてきました!

どうやら先生は2人を邪魔…しに来たわけではなく、訪問先の手土産を買いにきただけのようです。

大学に合格したらおいしいものをごちそうする、という御影との約束を思い出し、晩御飯に八軒と御影を誘う先生。

桜木先生「じゃあついでに社会学習もするか。」「屋台村の入り口で待ち合わせな!」

桜木先生のいう『社会学習』って?

そして待ち合わせの時間になりました。

屋台村を並んで歩く八軒と御影。

桜木先生の酔っぱらい姿を想像してげんなりする2人でしたが、少し考えた八軒が切り出します。

八軒「あ…のさ…」「メシ終わってから何か予定ある?」

八軒、先ほど饅頭屋さんで言えなかった『ウチくる?』をやっと言えました!

恥ずかしそうな八軒と、じんわり嬉しそうな御影。

…でしたが、『ウチくる?』に応えたのはいつの間にか後ろにいた桜木先生でした(笑)

先生、先ほどの訪問先で大蝦夷畜産大学の教科書をもらってきてくれたそうです!

桜木先生「油断した農高推薦枠の奴らが二年目から落ちこぼれるのよくあるから。」

ご飯のあと、家に行って先生が解説…という流れにはなりませんでしたが、

御影は食事後は帰って勉強することを涙目で決意するのでした。八軒残念。。。

 

そして先生が連れて行ってくれたのはとある屋台。

席についた3人でしたが、後から1人保冷バッグを抱えた人が入店してきました。

チーズ工房の人「新しいチーズできたんで味見してもらえます?」

屋台店主「オッケーオッケー。お客さんにも食べてもらおうよ。」

お客さんではなく、チーズ工房の人が新商品を持ってきたようです!

その後、

本州から北海道に来てチーズ工房を開いた起業家の紹介

吉野の就職先(予定)「ほわいと」の評判

食肉卸の社長さんたちとの名刺交換

豚の飼育方法などについての相談

などなど、肉料理だけでなく情報収集も満足にできた八軒。

桜木先生と別れた2人は帰路につきます。

八軒「俺、合格したら大川さん連れて(大川さんの金で)また食べに来よう。」「そのために今は自分のやるべき事をしっかりやらなきゃ。」

今日は勉強することにした2人。

御影の自動車教習の話をしながら横断歩道を渡っている、その時!

八軒「そっかー、運転気をつけて、な”」

画的にはまあまあ回転しているタイヤの速度で、後ろから車にはねられた八軒!

実は、八軒の目には入ってませんでしたが、おみくじには、

事故:車に注意。

の文字もあったのでした…。

第126話『四季の巻㉙』のストーリーのネタバレ

大川の画策と純粋な八軒…

右足を固定したままベッドに腰掛ける八軒。がっつり大けがしていた様子です。

八軒「卒業式には歩けそうだけど、問題は…」

御影「入試だね~…」

カレンダーの日付には大きく『入試』の文字が。

大学受験真っ最中なのに…人生順風満帆にはいかないということも銀の匙にはしっかり描かれます。

そこへやってきたのは何かをわきに抱えた大川でした。

八軒「なんですかそれ?」

大川「机。」「おまえんとこテーブルしか無いだろ。こっちの方が勉強しやすいだろうと思って。」

八軒、椅子に座って向かう机をゲットしました!

と思いきや、会社の経費で買われた机らしく逆にプレッシャーですよね(笑)

他にも荷物を置き、台所に向かい始めた大川。

御影が荷物の中身から餃子の皮を見つけます。

テンション上がってお手伝いを申し出る御影。

動けない八軒には、ニンニク刻みの役が与えられました。

3人で作った餃子は…とってもいい音を立てて焼きあがってます!

八軒「ニンニクきいててうまーっ!!」

御影「臭いすごくてちょっと外出るのこわいね。」

大川「どんどん食えどんどん食え!!」

ニコニコしている大川。

しかし本当の意図は、臭さを気にして八軒と御影がいちゃつけないように仕向けていた罠その1でした(笑)

 

そして千客万来、次は大家さんが来たようです。

どうやら八軒を案じてきた様子。

大川の提案である『脚が治るまで母屋で生活』することを勧めてくださいます。

確かに雪が降っているこの季節、食事のたびに中庭を移動するのは八軒にとってもつらいはず。

八軒も大喜びでその提案をありがたく受け入れました。

そして八軒は母屋1階へのお引越しが決定。

大川のやさしさにほろりとする八軒でしたが、この大川の提案こそ、八軒と御影がいちゃつけないように仕向けていた罠その2でした…!

八軒心の声「一生ついて行きます…!!」

大川心の声「御影と二人きりになんざしてやらねェェェェェェ!!」

大人って怖い(笑)

大学入試2次試験開始!

そして時は、大蝦夷畜産大学一般入試試験日。

バスを降りた受験生たちが、何やらざわついています。

彼らの視線の先にいた人物は、ぱっと見、極道のようにも見える、サングラスをかけた八軒父でした。

八軒父の運転していた車から、降りにくそうに車いすに移る八軒。

車から会場までは、常盤が車いすを押してくれるようです。

八軒「松葉づえだけで大丈夫なんだけどな~」

常盤「冬道は車イスの方が安心だべ?」

おとなしく車イスに乗っている八軒に声をかけたのは、相川でした。

挨拶を返そうと八軒が目をやった先には、センター試験の時の八軒のような、影のうっすい相川の姿が!

心配した八軒と常盤が食べ物や飲み物を与えても、相川は回復しません…。

八軒は消えかけそうになっている相川に車イスを譲り、結局自分は松葉づえで会場に向かうことに。

そして八軒父と常盤は?

車で会場を離れた八軒父と常盤。

2人は入試が終わるまで時間をつぶすことになりますが、

八軒父「そうかね、では私もどこかで時間を潰していよう。この辺に昼食を取れる店はあるかね?」

常盤「メシっスか?」

なんと常盤、自宅に八軒父をお招きすることに!

人との新しい交流にさりげなく発展するのも、銀の匙ならではです。

 

養鶏をやっている常盤家、迎えに出てきてくれたのは常盤母でした。

息子にそっくりな母親。

八軒父の強面に全く臆することもなく、迎え入れました。

食卓には卵が籠に山盛りです!

常盤母に、卵の風味を楽しめる卵かけご飯の食べ方のアドバイスを受ける八軒父。

黄身の色が濃いことをほめようとした矢先、常盤から黄身の色で栄養価はほとんど変わらないことを教えられます。

常盤「色濃い方が消費者受けいいんスよね~~~」

八軒父、衝撃。

そして、卵かけご飯を一口食べた結果…

銀の匙第126話四季の巻㉙

銀の匙第126話四季の巻㉙

非常においしかったようです(笑)

その後出された、アイヌネギの正油漬けにご満悦(怖)になっていたところ、常盤父が登場してきました。

何やら若鶏を潰して鶏鍋を食べさせてくれる様子。

八軒父「手伝いましょう…」

と、菜切り包丁片手にまたご満悦(怖)の様子の八軒父…息子の受験中に楽しいランチタイムを過ごしてました(笑)

 

そしてそうこうしている間に、畜産大学の入試試験が終わりました!

いつものことですが、試験中に八軒が何を考えているのか?などは一切描かれませんね!

相川「八軒君のお父さん、遅いねぇ。」

八軒「時間にはきっちりした人なんだけど…遅れるのめずらしいな。」

心配する八軒ですが、父の車が見えて一安心します。

しかし、車から降りてきたのは返り血にまみれた父!

八軒、思わずお巡りさんを呼んでしまいます…八軒父が張り切って若鶏を潰す姿が想像できますね(笑)

第127話『四季の巻㉚』のストーリーのネタバレ

大蝦夷農業高等学校の卒業式&回想

エゾノーの体育館に、続々と保護者たちが集まってきます。

常盤母「あら八軒さん!先日はどうも!」

八軒父「どうも常盤さん。」

自分の妻に、常盤母を紹介する八軒父。

八軒母「あの日、帰って来てから急に鶏の勉強を始めたのでなにごとかと。」

常盤母「あっはっは!息子さんと同じで興味持ったら一直線なのねぇ!」

八軒父を挟んで会話をする母同士。

八軒をほめる常盤母に、笑いながら謙遜する八軒母ですが、八軒父は少しうれしそうな背中でした。

そして、卒業生も入場し、卒業式は粛々と進められていきます。

卒業証書を笑顔で受け取る八軒。

これまでの3年間を一緒に過ごしたエゾノーの仲間たちで、学校で歌う最後の歌『あおげばとうとし』を斉唱します。

八軒心の声「……色々あったなぁ…」

思い返されるのは、この3年間のこと。

いい思い出ばかりではありません。

過労で入院もしました、父との衝突もありました。

かわいがっていた豚が生き物から食肉に変わる切なさも味わいました。

でも、みんなでピザを作ったり、ソーセージを作ったり。

笑顔もたくさんありました。

そして、御影が恥ずかしそうに告白の返事として手を差し出してきて…。

八軒心の声「……もう…」「終わっちゃうんだなぁ…」

八軒は、こぶしを強く握りしめます。

 

そして、校長のお祝いの言葉で卒業式は締められました!

エゾノー卒業生は、一時の解放感に心躍ります!

みんな、当番実習や休日の労働がなくなることをこれでもかというくらい喜んでいます(笑)

これは例年のエゾノーの慣習らしく、先生方も笑いながらその様子を見ています。

どうやら涙涙の卒業式、にはいつもならないようですね!

卒業式が終わると、エゾノーのメンツがめいめいそれぞれの進路について報告していきます。

調理師専門学校に行く仲間もいれば、東京の大学の農学部に進学するもの、

埼玉の農場に就職するもの、大蝦夷畜大に進学するもの、etcetc…

しかしその中に、1人空虚な笑顔で報告をするものが…!

吉野「無」「職。」

凍り付くエゾノーの仲間たち。

実は吉野、ブラック臭のする『ほわいと』の内定を辞退していたのです!

吉野「というわけでチーズの勉強しに単身フランスに渡ることにした!」

八軒「展開速い!!」

周りの友人たちの心配をよそに、堂々と宣言する吉野。

そこへ1人の吉野の理解者が登場します。

西川がス・・・と差し出したものは、『くのいちシスターズ』の全50話分が収録されたDVDでした(笑)

しかし、西川はいたって大真面目。

このDVDはフランス版で、楽しんでフランス語を学んでほしいと思う西川からのお餞別なのです。

その気持ちは吉野に伝わり、2人はガッと熱い握手を交わすのでした。

卒業式も終わり、御影が…

卒業式も終わり、八軒は家族3人で学校を後にします。

そこへ、後ろから八軒の父に声をかけるものが…

八軒と八軒父が振り向くと、立っていたのは御影でした。

御影「約束…」「覚えてますか?」

睨みつける八軒父。

もうそれだけで御影は涙目です(笑)

しかし、御影も震えながら言葉を続けます。

御影は、自分が合格できたのは八軒のおかげであることを、八軒父に報告しにきたのです。

八軒父の前で、八軒をかばう御影。

推薦入試の面接のときのように、まっすぐに、八軒を信じてほしいという気持ちを八軒父に伝えます。

道の真ん中でたたずむ八軒家家族と、御影。

しかし、八軒父から帰って来た言葉は、八軒にとってもうれしいものでした。

八軒父「合格してもしなくても一度うちに帰って来い、勇吾。」「投資の話を具体的に進めよう。」

父は、とっくに八軒を信じていたのでした!

顔を見合わせて喜ぶ、八軒と御影。

しかし、父は結婚の話にまで展開を及ばせます(笑)

八軒と御影の頭の上には、ビックリマークとはてなマークが。

周りが一斉にざわつき始めます。

八軒母はびっくり!

エゾノーの仲間たちも、結婚の話題に盛り上がります!

そして八軒父は、息子(八軒)が豚用の農地を欲しいがために、農家の娘である御影と結婚を前提に付き合っていると思い込んでおり、反対している様子です(笑)

八軒父「――と常盤君に聞いた。」

常盤「え?違うの?だいたい合ってるっしょ?」

八軒&御影「安定のデマ元!!!」

常盤は血の涙を流しながら、学生のうちに将来の嫁と付き合っておいたほうがいいという持論を展開。

 

そこへ、常盤に対して怒る八軒の頭を、後ろから片手でつかみ上げる人物が!

御影父です!御影父の親指に力が入っていきます。

こめかみをめりめりめりと音を立てて締め付けられる八軒(笑)

そしてここで、両家のこわーい父同士が対峙することに!

両父は闘争心を隠すこともなく挨拶をしていますが、八軒の頭はすでに御影父に握りつぶされています(笑)

この後どのような戦いが繰り広げられるのか!?

みんなが固唾をのんで見守っている…いえ、依然として盛り上がりながらスマホを構える中、現れたのは…

御影母「はいはいはいど――ど――」

後ろから御影父の首をネクタイできゅっと締め上げ、御影母の一発KO勝ちでした(笑)

どんなに猛獣(御影父)でも、vsおかんとなればおとなしく家に引きずり返されるしかなかったようです…!

第128話『四季の巻㉛』のストーリーのネタバレ

いよいよ合格発表の日!御影家では…

御影母「今日、畜大の一般合格発表でしょ?」

御影「うん。10時になったら発表されるの。」

自宅のリビングで、御影はノートパソコンに向かっていました。

御影母も、洗濯ものを干してた手を止めて心配しています。

大川先輩もスマートホンを片手に、確認の準備万端。

御影父もどうやら気にしている様子です。

牛の状態を見ている御影父に、大川先輩が意地悪な質問をします。

大川先輩「やっぱ気になります?八軒が落ちればいいなーとか思っちゃってます?」

卒業式の帰り道で、八軒の頭を締め上げた御影父。

御影父「うちの娘が受かってんだから、八軒が落ちるわけねーわな。」

なんだかんだで、八軒の実力については認めているようですね。

八軒の運命やいかに???

一方そのころ、八軒は完成度の低い豚のコスプレをして大蝦夷畜産大学にいました。

無言でしばらく見つめる相川君。

勝負服かな?と声をかける、相川君の言葉のチョイスが素晴らしいです。

実は、合格発表にテレビ局や新聞社が来ることを見越しての大川先輩の戦略でした。

もちろん狙うは御影豚の宣伝!大川先輩はそのためなら夜なべをして、豚の着ぐるみを縫ってくれました(笑)

そうこうしているうちに学校関係者に声を掛けられ、2人は発表時刻が近いことを知ります。

急いで校内に向かう2人でしたが、豚のコスプレをしたほう(八軒)は警備員らしき人物たちに体当たりで止められてしまいました(笑)

警備員1「不審者発見!!」

警備員2「怪しい奴!!」

八軒「ああああああああああ」

校内では、マスコミたちがカメラを向ける中、とうとう合格発表の瞬間が!

中から湧く声が、取り押さえられている八軒の耳にも届きます。

号泣しながら逃れようとする八軒ですが、警備員がきちんと仕事をしていて放しません(笑)

スマホが震えて、見てみると大川先輩からでした。

大川先輩「八軒まさか着ぐるみ脱いでねーだろーな!?あと合格おめ!!御影と仲良く大学かよクソが爆発しろ!!」

八軒「祝うのか呪うのかどっちかにしやがれクソ社長!!!あんたが爆発しろ!!!!」

『爆発』という言葉に反応して、さらに八軒を問い詰める警備員たち(笑)

警備員に必死に弁解する八軒ですが…やっと大川先輩の合格おめの言葉から、自分が合格していることを悟りました!

豚のコスプレ姿で、警備員に取り押さえられながら、

受かったことを悟って叫び声をあげる八軒の姿は、複数のカメラにばっちりとらえられています(笑)

御影も自宅で後ろにのけぞりながらガッツポーズ!

 

相川「八軒君おめでとう!」

八軒「相川!」

大蝦夷TVのリポーター「おっ?お友達?」

八軒のもとに集まって来ていた取材陣、相川の登場に、さらにいい画が撮れることを期待します。

いつものようにニコニコしている相川。

と思いきや、入試の時と同じく一瞬で消えてしまいそうな『影相川』に変身してしまいました…。

そうか、相川君…残念だったね。

寂しそうに去る相川と予期せぬ展開

大蝦夷畜産大学の推薦枠を落とし、一般入学を落とし、そして後期合格発表もだめだった相川。

滑り止めの私立に進学することが、決定しました。

八軒と相川は、フードコートで何やら話しています。

相川は私大のある札幌に行くことになるので、下宿部屋が空くことになります。

八軒も畜大の近辺に引っ越しを考えていたので、相川が過ごした部屋をそのまま八軒が使うことに。

2人はそれぞれの4月までにやらなくてはいけないことのために、動き出すのでした。

 

そして引っ越し当日。

相川の部屋の荷物を載せた引越センターのトラックが、相川の新居に向けて出発しました。

がらんとした部屋に残された、1つ背負うだけの荷物を持って、相川は札幌に旅立ちます。

今まで住んでいた部屋を出る相川を、見送る八軒。

相川「じゃ、お互い頑張ろうね。」

八軒「おう。」

穏やかな表情で去る相川。

それに応えて、八軒も軽く手を挙げます。

相川の姿が遠くなるまで、八軒はずっと見送りました。

何かに思いをはせているような表情…。

かと思いきや、次の瞬間には八軒はスマホを取り出し御影に電話しはじめました!

後ろからドドドドドドという音がしているのも気づかず、御影を家に誘う事&泊める事に夢中の八軒です(笑)

このドドドドドドドという音の正体は!

相川「今!」「畜大の追加合格通知来た!!!」

相川が今までの下宿にすごい勢いで走り帰って来た音でした!!!

八軒「え?もう4月になろうというのに?」

御影(電話)「何!?相川君、追加合格!?」

相川「急に1人分空いたって!」

嬉しそうな相川、2人+電話越しに1人(御影)で喜び合います!

しかし…滑り止め私立の学費や下宿代、引っ越し代にもうめちゃくちゃお金を使ってしまっているんですけどね…。

そして、追い打ちをかけるかのように戻ってきた相川の荷物(笑)

これから八軒の荷物も運ばれてくる予定です!

その日は、2人分の荷物でぎゅうぎゅう詰めの部屋に、布団を並べて眠りました。

しかし見事にホルスタイングッズだらけの部屋です(笑)相川の荷物はほとんどホルスタインのぬいぐるみだったのでは!?

エゾノーのメンツ+南九条大集合!

そして、飲み物が入ったグラスならぬ紙コップが高らかに掲げられます!

ものだらけの八軒(元・相川)の部屋に、エゾノーのいつものメンバーが集まりました。

免許の話題でみんなで話し合ってる中、チャイムを鳴らす音が。

現れたのは南九条でした!

しかし、南九条はお祝いに来たにも関わらず、部屋の中の様子を豚小屋に例えて非難します(笑)

外に出ると大きな車も。駐車場がないと、また文句が口から出る南九条。

南九条が免許を取れたことに驚いていると、

大川先輩「取れてませーん。運転手俺でーす。」

八軒「あれ、社長?」

車は買ってあるのに試験には落ち続ける、安定の南九条クオリティでした。

南九条の運転手としてやってきた大川ですが、車の中をごそごそしています。

出てきたのは鹿の生足(お祝い)。

よく見ると車の右前部に血ノリがべったりしています。

このお祝い、轢き立てほやほやの鹿感がマックスです。

そして、富士先生からのプレゼントもあるとのこと。

みんなで楽しみに包みを開けます。

出てきたのはクマの手(お祝い)でした!

銀の匙第128話四季の巻㉛

銀の匙第128話四季の巻㉛

他にもお祝いはあります。次に出てきたのは何と御影父からのお祝い!

八軒「おやっさん……」「俺のこと認めてくれたんだろうか…」

少し感動しながら紙袋を開ける八軒。

出てきたのは『畜産用GPSカタログ』(お祝い…)でした。

ほしいものがあれば自腹で購入しろ的なニュアンスの伝言も、しっかり大川先輩から八軒へと伝えられました(笑)

第129話「四季の巻㉜」のストーリーのネタバレ

大蝦夷畜産大学入学までの準備期間

大川先輩が、豚牧場の前でよどみなく話していました。

リポーターらしき女性も、感動しながら黒豚をなでています。

かっこいいセリフを並べ立てる先輩。

テレビ画面の中の大川先輩「なにごともやってみないとわからないということです。」「正直、今はまだ手さぐりの状態が続いていますが――」

八軒&御影「………………………」

テレビ画面の中の大川先輩を観ている八軒と御影の後ろには、リアルタイムの先輩が誇らしげに立っています。

画面の中の先輩は、とにかく堂々としていて真摯に仕事に向き合っていました。

あきれたように文句をいう、実際の先輩を知っている2人。

八軒の合格発表のコスプレが、先輩の読み通りに功を奏したようですね。

 

しかし、宣伝だけでは仕事は務まりません。

八軒と大川先輩は、豚の小屋を持ち上げずらしていました。

新しくおかれた豚小屋の場所は、上から見たら、ちょうど今まで小屋があったところから隣にずらしたような配置。

大川先輩「このまま放っといて雪が融けたら土に混ぜちまおう。」「一緒に石灰も混ぜた方がいいかな」

八軒「これで寝床掃除の手間がはぶけますね!」

この方法はどこかで聞いたことがあるような?

年末に、八軒父の部屋で事業計画書を見てもらったときに、父からアドバイスをもらった件の1つでした。

壁と屋根だけの小屋なのでしょうか?

小屋の中の地面に新しい藁を引いて、また当面の豚の寝床が出来ました。

豚を触ってみると、立派な冬毛の毛並みです。

冬の間に放牧しても寒さに負けない豚の強さに、感心しきりの大川先輩と八軒。

八軒父のアイデアや今後の計画について話していると、大川先輩のスマートフォンに着信が入ります。

イヤそうな表情をしながらも、先輩は電話を受けました。

どうやら先輩の親からの電話の様子。

話も早々にすぐ電話を切り上げました。

電話を切ると、先輩の親への不満・愚痴がさく裂します。

テレビに出るなど自慢なことがあると、親から連絡があるようですね。

そして先輩は、八軒の親について話を振ります。

八軒「性格合わないのはしゃーないので、」「知恵と金はもらえるだけもらっとこうかなって。」

顔を見合わせて微笑む八軒と大川先輩。

八軒、大川先輩の影響を受けてきたか?

大蝦夷畜産大学入学式、八軒は何部に入る!?

もう道にも敷地にも、雪が残っていない畜大。

いよいよ高校生活よりも長い4年間を過ごすことになる、大学への入学式です。

校門のところで八軒・御影・相川が写真を撮っていると、そこにかつての馬術対戦相手の清畠がやってきました。

14巻では清畠の合否はわかりませんでしたが、彼女も受かってたんですね!

入学式会場に向かう4名。

エゾノーの卒業式と同様、畜大の入学式も粛々と進められていきます。

そして、入学式を終えた新入生が出てくると、外がわっと湧きました。

畜大の先輩たち「入学おめでとう!!!」

部活の新歓です!めいめいが看板やユニフォームをつけながら、新入生たちに寄って行きます。

体育会系・文化部系、メジャーな活動マイナーな活動問わず、勧誘を受ける新入生たち。

畜大らしく『ダチョウクラブ』や『アザラシ研究会』なんてものもあります…。

相川「おもしろそうなのいっぱいあるね!」

八軒「高校とはえらい違いだ。」

御影も早速、弓道部に声を掛けられていました。

春休みからすでに、馬術部に通っていた御影。

『馬』だけでも部活やサークルには、

馬術部

道産馬研

乗馬部

ホースセラピー

ばんば愛

馬耕しようぜ

馬のイベント全般

などがあり、あまりの多ジャンルさにつっこむ清畠。

相川が目当てとする牛でも、八軒が目当てとする豚でも、ご同様でした。

トリュフ研

革製品を作る会

豚丼の会

ハム研

SM文化研究会(女王様と豚)

豚関連も多種あるわりには、八軒に刺さる部活がない様子。

悩んでいる八軒に、ハム研の部員が声を掛けました。

ハム研の部員「……八軒…?」

八軒「はい。」

しかし、八軒の名前を聞いたとたんにハム研の部員の顔色が変わりました!

合格発表時の豚の着ぐるみの人物だとわかるや否や、今まで八軒を囲んでいた勧誘生たちが一斉に逃げていきます。

距離を置きながら、遠巻きに八軒に質問していく勧誘生たち。

八軒は、ヤ●ザの息子である

八軒は、八軒の父に受験生を1人亡き者にしてもらって、合格枠を奪った

八軒は、学生結婚している

八軒は、広大な土地を手に入れるために結婚した

といううわさが、どうやら既に畜大内に広まってしまっているようです。

そこにダメ押しで南九条が登場!

南九条「男にだまされて先祖代々の土地を失うなんて堕ちたわね御影アキ!!!」

本当にどこにでも現れる南九条(笑)

なぜ畜大生でもないのに敷地内に?

実は、大学内のカフェには『南九条チーズケーキ』の看板が立ててありました。

スイーツを畜大に卸し、スイーツで畜大の覇者となる南九条家の目論見です(笑)

南九条家の目標達成の道のりに比べて、すでにデマが広まっており、自分は不利な状況であることを悟る八軒。

八軒は、またゼロからのスタートを受け入れようとしました。

しかしその時、桜木先生の顔を思い出します。

八軒「いや、ゼロじゃないな。」

ゼロからのスタートではなく、誰かがまいた種を育てようと決意する八軒。

この広大な畜大の敷地で、これだけの人間が集まっているんです。種はきっとあるでしょう。

そして、みんなが八軒から引いている中、SM文化研究会の女王様はまだ八軒の勧誘を続けています(笑)

豚(役)曰く、女王様は豚を育てるのがうまいらしいのですが…

女王様「うち、加工と自社レストランもやってるわよv」

八軒「え?マジで養豚場の娘さん?名刺交換いいっスか?」

女王様のバイト先のSMクラブの名刺と、女王様の実家である養豚場の名刺と、両方もらう八軒。

『豚を育てるのがうまい』というのはどちらの意味なのでしょうか…(笑)

吉野の旅立ち

場所は、成田国際空港。

空港内では、中島先生の紹介者であるフランス人に、吉野が挨拶をしていました。

吉野はフランス人の引率者に従って、搭乗手続きに向かいます。

これからのことを思い、わくわくした表情の吉野。

人ごみの中を進んでいきます。

銀の匙第129話四季の巻㉜

銀の匙第129話四季の巻㉜

…と、何か違和感を感じた吉野が振り返りました。

が、フランス人に呼ばれて、すぐ前に向き直る吉野。

吉野心の声「…駒場に似てたけど…」「気のせいかな…?」

その答えを確認する術もなく、吉野はフランスへと旅立つのでした

第129話『四季の巻㉝』のストーリーのネタバレ

時は一気に、大蝦夷農業高校卒業から4年

ストーリーは駆け足で進みます。

2017年8月、御影の農場には、駒場の双子の妹が訪問していました。

御影の母が農作業姿で出迎えます。

駒場の妹たちはスイカを持ってきてくれたようです。

そして2人の目当ては、大川社長に頼んで豚を見せてもらう事。

当の大川社長は、馬の上で横に突っ伏しながら移動中でした。

双子の姉妹が、大川社長に声を掛けます。

馬が後ろ足で立ち上がろうとするタイミングに合わせて、飛び降りる大川社長。

大川社長「南九条さんちから。乗りこなせたら安く譲ってくれるって言うんで。」

さすがは『人脈は命』の大川社長です。

南九条家の馬を乗りこなせるように、荷物のフリをして馬の背に乗り、慣らしていたのでした。

荒地を開墾するのは、豚に笹原を食べてもらって大きくしてもらえばいいものの、見回りは馬に乗れた方がベストだと判断した社長。

御影父「豚と馬で農地を広げるんかい。」

大川社長「エゾノーで八軒たちがやってた蹄耕法をパク…リスペクトさせてもらおうかと!」

そして、常に戦略をめぐらす大川社長のもう一つの目的は馬の『SNS映え』。

御影牧場は、荒れ地を整備できる

株式会社GINSAJIは、馬をSNSに載せることで宣伝が出来、労力も減る

馬にとっては、活躍の場ができる

ウィンウィンどころか、『三方良し』の方法ですね!

御影父も、御影おじいさんが馬を見ながらキラキラしていることに気づいていました。

それを汲んだ大川社長は、馬の世話を御影おじいさんに任せることにします。

一瞬、キョトンとする御影おじいさん。

でもすぐさま、うれしそうな満面の笑みになりました(笑)

こればかりは大川社長も、仕事を押し付けたのではありません。

大川社長は、御影おじいさんの馬作りの仕事ぶりをリスペクトしていたのでした。

自分が豚の世話をしながら馬を見るよりも、御影のおじいさんに育ててもらった方が馬もきっと喜ぶはず、と思ってのこと。

大川社長「馬にも気持ちよく働いてもらいたいですから。」

家の中では、お仏壇の鐘を鳴らしている御影おばあさんの姿が。

御影おばあさん「じいさん元気になっちゃった。」「まだしばらくそっちに行かんわ。」

この4年のうちに、御影ひいおばあさんはお亡くなりになっていたようです。

それぞれの4年後が明らかに!

蝉の鳴き声が響く、大蝦夷畜産大学。

御影は、馬術部の舎内に居ました。

奥には、清畠の姿も見えます。

御影を呼ぶ声は相川、八軒を探している様子。

みんな、見た目は変わっていません!

御影「なんで私に聞くの?」

相川「今日、吉野さんがフランスから帰ってくるから、みんなで飲もうと思って、声かけて回ってるんだけど…」

吉野も帰国してきており、稲田も夏休みで札幌の学校から戻ってきているらしい。

8月は小麦の収穫で忙しい時期もあるので、他に人が集まるかはわかりません。

 

相川が声をかけて回るよりも先に、手を振りながら近づいてくる吉野。

吉野が一緒に行動していたのは、稲田と、フランスから来たアンドレ(初登場!)でした。

吉野「むこうで一緒にチーズの勉強してんの。」

アンドレ「マユミのボーイフレンドです。よろしくね。」

なんと、フランスでボーイフレンドを作っていた吉野。

卒業式の日、西川からもらったアニメDVD『くのしす』の話題がぴったりはまったフランス人が、アンドレなのでした(笑)

アンドレは、西川を心の師と仰いでいるほどのオタクです。

東京のビッグサイトを案内してもらうのも、日本に来た楽しみの1つだそうで。

が、チーズに対する知識もあり、吉野と性格も合う…吉野はぴったりのボーイフレンドを見つけていました!

しかし、相川に工房の立ち上げの話を振られると固まってしまった吉野。

吉野「実家が乳牛やめて肉牛育成に鞍替えするってさ。」

あれだけチーズ工房の立ち上げを追って、ブラック会社『ほわいと』を蹴ってフランスにまでチーズ留学していたのに…。

卒業から4年たった今、時代の流れは変わり、肉牛市場が儲かる状況になっていました。

吉野は今後どうするんでしょうか?

(ちなみに御影家は、仔牛が売れてめちゃくちゃ儲かったようです(笑))

 

飲み会を開く店はまだ決めていなかったので、御影の案で屋台村に行くことに。

とりあえず産直市場の中に入る一同。

他に誰に声を掛けようか考えます。

御影「別府君はラーメン屋やるのに修行行ってるよ。」

相川&吉野&稲田「ラーメン!?」

別府は今、ロシアでラーメン店を立ち上げる準備の真っ最中。

八軒のお兄さんの奥さんがロシア人でしたね!

なので、八軒兄にレシピを作ってもらい、奥さんのアレクサンドラにアドバイスをもらっています。

では常盤を呼ぶのはどうでしょう?

稲田「常盤なら奥さんが出産近くて来れないって。」

吉野「常盤結婚できたの!!?子持ちになるの!!?」

稲田「ちなみに子供は2人目よ。」

吉野「2人目!!?」

なんと、御影(女性)を『労働力』とみなしていて女性陣から顰蹙を買っていたあの常盤が、結婚できていたようです!

市場の一角には、常盤家の卵かけご飯セットが『もうすぐ2人目vめでたいセール』のポップとともに売り出されていました。

常盤家は調子がいいようですね!

では、4年後になって、まだ現れてこない八軒はいったい何をしているのか?

(株)GINSAJIのベーコンも、市場に並んでいます。

御影が八軒に連絡を取ろうとするも、つながりません。

御影は八軒がどこに行っているのかを知ってはいるようですが、電波が届かない場所だとうすうす気づいていた様子。

 

そしてようやく最後の2コマでようやく4年後の八軒の姿が…!

銀の匙第130話四季の㉝

銀の匙第130話四季の㉝

 

八軒「どこだここ……」

青い空、白い雲、一面の麦畑、そしてその中に1人立ち尽くす八軒がいたのでした。

最終話『八軒勇吾の巻』のストーリーのネタバレ

真っ青な空に、鳴きながら舞う鳥。

実った麦の穂が、見渡す限り一面に揺れていました。

金色の大地とは、まさにこのことです。

連絡が来ることも、こちらから掛けることもできないスマホを手に、スーツ姿の八軒は黙り込みます。

八軒「………ここ………」「座標どこ……?」

八軒は今、エゾノーから北海道2、3個分くらい北の緯度にあるロシアの地に立っていました。

八軒「「この道行けば会える」って言われたけど…」「ふざけんなロシア!!!」

どうやら八軒は、誰かに会いに来ているようです。

高1の同じく夏、御影牧場から駒場牧場まで歩いた日のことを思い出す八軒。

ここには周りに人工的なものも何もなく、クマやトラが出てくる心配をし始めました。

すると、はるかかなたからドドドドドドドドという音が。

だんだん八軒に近づいてきます。

それは、横一列に並んだ、麦を刈るためのコンバインのようなものでしょうか?

ロシア仕様なので定かではありませんが、とにかく戦車のように馬鹿でかい農業用車両の一団でした。

ドオオオオオンと音を立てて止まる車両。

車両の中から八軒に声をかけたのは、

八軒「駒場ぁぁぁあああぁ!!!」

駒場「おう。」

吉野がフランスに発つ日、成田空港で見かけたのはやはり駒場だったんだと思わせられます!

号泣しながら遭難しかけていたことを訴える八軒。

しかし、駒場はあっさりとそれを受け流し、ロシアでの農場暮らしに慣れている駒場はスーツ姿の八軒を不思議に思うのでした。

 

実は、八軒を呼び出したのは駒場の方でした。

自家用車に移り、2人はビジネスの話を始めます。

この辺のロシア人は、みな一様に作物の育て方がおおざっぱだという駒場。

土地も結構、鷹揚に貸してくれるそうです。

そして駒場が実際に大豆を撒いてみると、前年度比1.5倍の収穫量でした。

特に変わったことをしたわけではないのに、大量の収穫が出来たという事実。

そこから駒場がわかったことは、

駒場「俺たちの積み上げてきたものが、」「あたりまえのことがちゃんと通じるんだよ。」

2人、共通して思い出されるのは、エゾノーの銀の匙。

駒場は、自信ありげな表情で八軒を見ました。

八軒の方も、それを受けてうれしそうな様子です。

 

駒場のいる農場につくと、帰りを待っていたロシア人の子供たちがたくさんいました。

駒場は子供たちに、ロシア語でフォークの投げ方を教えていました。

どうやら駒場は、ロシアの子供たちに野球を教えているようです。

駒場のロシア語は、もちろん本人の努力もあるでしょうが、八軒兄の奥さんアレクサンドラのおかげだといいます。

駒場「あと……」「スポーツは世界共通言語だし!」

カコーンとボールを打つ音が響き渡りました。

盛り上がるロシアの少年たち。

しかし、実際はロシアでは全く野球の人気はないという。

駒場がある日、ピッチングを見せていたら子供たちが興味を示したので、親たちが球場を作ってしまったらしいです。

また、駒場のロシア行きには桜木先生も力を貸していたことを知る八軒。

 

2人の話はこれからのことに移ります。

駒場は、極東の未開の地を切り開くつもりでいました。

夢は、北海道に安い飼料を提供し、ウラジオストック経由で北海道から資料や農機具を輸入する農場を持つこと。

青い空のもと、2人は並んで夢の話を続けます。

駒場「俺のふるさとからたった1,500kmかそこらの距離に、可能性てんこ盛りな大地があるんだぜ?」「こんなクソ面白いもの開拓しない手はないだろ?」

失敗が怖くないのか、と問いかける八軒。

そこへ子供たちの打ったボールが2人めがけて飛んできました。

駒場は話しながらも、ナイスキャッチ!

駒場はもうここで、ロシア人の妻を見つけて土地を買うつもりでいたのでした。

そして、結婚の話になったところで、駒場は御影と八軒の関係について聞きます。

嬉し恥ずかしな表情で否定する八軒を、うざそうに見る駒場(笑)

しかし八軒は大まじめな表情で、どちらの姓にするべきか悩んでいるようです。

が、やっぱり結局は豚事業がうまくいけば、の話です。

八軒「大学で食品衛生管理者の資格が取れるからそしたら自社で加工場建てて…」「えーと、何年かかるかな……」

必死に悩む八軒に、何かを切り出そうとする駒場。

駒場「そっちの豚事業が波に乗ってからでいいからよ…」

八軒「え?」

と、そこへロシア人の少年たちが八軒を野球にお誘いに来ました!

子供相手なら何とか?とバッターボックスに向かう八軒。

ですが、キャッチャーの代わりに後ろにネットが用意されていきます。

なんと、ピッチに立ったのは駒場!

ロシア人の子供たちは駒場を応援しています…八軒、完全アウェーです(笑)

かつての球速は衰えず、駒場の球はドパァンとネットにあたっていきました。

すっかり戦意を喪失した八軒(笑)

まだまだ駒場の球は、八軒をかすめて飛んできます。

わざわざロシアまで来て、野球をやっている状況に疑問を持つ八軒。

ですが思えば、今駒場がロシアにいることも、八軒が豚を飼っていることも、エゾノー入学時には全く予期していないことばかりでした。

ロシアまで呼んだ用件を知りたがる八軒。

駒場「八軒、」「ロシアで豚を飼え。」

駒場の答えと同時に、速球が投げ込まれます。

構えたまま動けない八軒。

投げられた球は、ストライクとなりました。

ネット裏のキャッチャー役が、駒場のもとへボールを送ります。

 

駒場は大川社長のSNSを見て(株)GINSAJIの豚が寒冷地でも増やせていることを知っていました。

もう一度投げ込む前に、大きく腕を広げる駒場。

相変わらず突っ立っている八軒に、この辺りでは畜産業を営む者が少ないことを教えます。

駒場「やるなら今だ。」

そして、駒場が投げる構えを取りました。

今度は八軒もバットを少し引いて、打つ姿勢を取ります。

しかし、八軒が振ったバットは空振り。

 

本気で北海道とロシアを結ぶ気でいる駒場。

八軒が小樽を、駒場はウラジオストックを足掛かりにすることを描いているようでした。

その気持ちは本物で、駒場は八軒が断ったら次はその剛速球をデッドボールにするつもりでいます(笑)

しかし八軒の方も、採算が合わないことに手を出せるはずもありません。

成功する保証はないと言い切る駒場に、怒る八軒。

駒場「(保証は)ないけど、」「八軒と組んだら面白そうだと思った。一緒にやろうぜ。」

銀の匙最終話八軒勇吾の巻

銀の匙最終話八軒勇吾の巻

ストレートな物言いに、何か感じた様子の八軒。

その瞬間、八軒をかすめてボールがヒュパァンと投げ込まれます。

八軒はバットを振っていたので、これで空振り三振となりました。

 

バットを地面につき、長い溜息を吐く八軒。

駒場の方もその様子を見て、八軒の方にも生活があるから、と配慮を見せます。

しかし八軒は、自分が人の夢を否定しないと決めていたことに対してうんざりしていたのでした。

その変わらない八軒らしさに、豪快に笑う駒場。

八軒「しかもこの広大な土地で豚飼うって面白そう…!!」

駒場「んじゃ決まりだろ。」

思わず駒場のペースに乗せられて、バッターボックスに立ちながら、ロシアでのビジネスのアイデアが膨らむ八軒。

 

しかしプレーしたいロシアの少年たちが、寄ってきました。

八軒は何か考え、その少年にジェスチャーで話します。

もう一度だけ、バッターボックスに立たせてほしいことを伝えたようでした。

身振り手振りの意思疎通が伝わったようで、少年は親指を上げてはなれていきます。

革靴で構える八軒。

もう一打席の勝負を、駒場に申し込みました。

驚いた様子の駒場ですが、八軒はさらに続けます。

八軒「駒場が俺を抑えることができたら、その話…」「(株)GINSAJIとして前向きに検討させていただきます!!」

逆に八軒が打てたら、この話はなかったことになります。

が、今までの様子を見ていても明らかに駒場のピッチングの方が上。

駒場がふと八軒を見ると…八軒は不敵に挑む目ですでにバットを構えていました。

口の片側を上げる駒場。

腰を落とす八軒と振りかぶる駒場、男の勝負の行方は!!?

その後、ボールがネットにあたる豪快な音と、八軒の悲鳴がロシアの大地に響くのでした(笑)

種を蒔く男の話

大蝦夷農業高校では、桜木先生が生徒の相談を受けていました。

生徒「先生俺、実は起業したいと思ってるんスよ。」

ピザを作りながら、夢を語り始める生徒。

しかし、周りの大人たちに反対されているようでした。

桜木先生は、その生徒が作ったトマトにかぶりつき、その味をたたえます。

そのうえで、生徒にも、反対する周りの大人たちにも共感を示す桜木先生。

桜木先生「俺もそっち方面のアドバイスするのは難しいなぁ…」

先生の言葉に、居心地悪そうにする生徒。

桜木先生「――って何年か前なら言ってた!」

そして桜木先生は、思い出話を始めます。

受験戦争から逃げてエゾノーに入学してきた生徒がいたこと

場内で遭難したこと

馬術部を嫌々続けていたこと

辞める勇気もなかったこと

ピザを作ったこともないのに請け負ってしまったこと

名前をつけていた豚を食べるときに凹んでいたこと

バイト先(御影農場)で失敗して凹んでいたこと

寮を脱走して罰を受けたこと

拾った犬を面倒みなければならなくなったこと

断れない性格でオーバーワークになっていたこと

そのせいで、準備だけして学祭当日本人は過労で倒れたこと

馬術部で史上最低点を出したこと

3年の12月に大学入学を目指し始めたこと

その人物が卒業できたのか、心配する生徒たち。

桜木先生はその人物こそが、学生中に起業した人であることを明かします。

八軒はピザパーティーの文化だけでなく、他の誰かの夢の後押しも、エゾノーに残していってたのでした。

桜木先生「興味があるなら話そうか、」「色々な種を播いてった男の話。」

4年たった今も、食堂の看板の横には銀の匙が飾られているのでした。

スポンサーリンク

まとめ

銀の匙最新刊(15巻)の発売日は、

2020年2月18日

となります。

最新刊の内容は、

八軒の受験と、エゾノーメンバーの進路

高校卒業から4年後のメンバーの様子

駒野のからのビジネスの誘い

エゾノーに八軒が蒔いた種

と、最終回に向けて駆け足で進んでいきます。

この後、八軒は駒野の誘いを受けるのか?

御影は八軒と結婚するのか?

相川は獣医師になれるのか?

吉野はチーズ工房の夢を手放すのか?

常盤の家庭は?南九条はスイーツで畜大の覇者になれたのか?

などなど、気になることは尽きませんが、エゾノーでまた新たな夢が生まれようとしているところでお話は終わりです。

『成功』ってきっと、特別な選ばれし人のみが味わえるものじゃない。

八軒のように、受験競争に脱落して、順風満帆とはいかない人生のアクシデントを乗り越えながらも見つけていけるもの。

みんなが誰かの種を拾い、育て、次に残していく。

そんなふうに思わされるストーリーでしたね。

関連記事

-漫画

Copyright © スピカ紀行 , All Rights Reserved.