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盗塁が嫌われるのはなぜ?少年野球で規制の理由をチェック!

盗塁と言えば、野球において1つの戦術であり、捕手とランナーの駆け引きが見られる面白い競技シーンの1つですよね。

しかし、そんな盗塁も場所を変えると、決して面白いばかりではないとか。

なんと現在、

少年野球では盗塁規制論

が唱えられているのです。

少年野球での盗塁に規制論が出ているのは、一体どうしてなのか?

当記事では、少年野球で盗塁の規制論が唱えられるようになった理由をお話していきます。

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盗塁を少年野球では規制すべきとの声が上がり始める

盗塁と言えば、ランナーが投手の投球中に次の塁に向かってスタートする行為のことを指しますよね。

成功すれば、ランナーが進塁できるためチャンスが広がる一方、失敗すればランナーがいなくなり、アウトカウントも増えてしまうため、諸刃の剣な戦法でもあります。

とくに、打者が三振し、盗塁も失敗する三振ゲッツーになってしまうと目も当てられません。

ただ、戦術としては駆け引きの面白さもありますし、プロの世界では盗塁王というタイトルもあるほど。

盗塁は、プロ野球の醍醐味の1つです。

しかし、それは成熟した大人がやる野球での場合であり、子供の野球となると、少し事情が変わってきます。

 

全日本軟式野球連盟の宗像豊巳専務理事は、2020年1月、

『野球肘障害を減らすため、さらなるルールの改定案』

を発表。

その中に、

  • 盗塁数規制 (1試合3~5回)
  • パスボールでの進塁なし

このような項目があり、盗塁への規制を呼びかける動きが日本でも高まってきているのです。

 

少年野球での盗塁規制論が生まれた理由をチェック

なぜ、少年野球で盗塁の規制論が出ているのでしょうか?

その理由は、大きく分けて2つあります。

少年野球の盗塁規制論が浮上した理由1 スポーツマンシップ

この理由は日本でというより、世界的な観点からの理由ですね。

よく言われる、

大差での盗塁が嫌われる

という理由に通ずるものがあります。

 

実は、少年野球や女子野球における盗塁と言うのは、

盗塁が勝負を大きく分ける要素になる

というケースがあり、とくに実力差のあるチーム同士の戦いでよく見られる光景です。

弱いチーム、経験の浅いチームは技術が成熟しておらず、

  • 捕手が投手のボールを受けるので精いっぱい
  • 盗塁を阻止しようと送球しても捕球できずさらなる進塁を許してしまう

という流れが続いてしまいます。

少年野球ではありませんが、女子野球では実際のところ、日本はこのような戦法をとっていました。

成熟していないチーム相手にバントや盗塁で序盤から大量得点をすることで、コールドゲームで簡単に勝ち抜こう

という意図があったのです。

そのせいか、日本チームの監督は、大敗したチームの監督から、

「お前たちは確かに強い。しかし、俺たちはお前たちのような試合の仕方はしない」

などと負け惜しみを言われ、

相手チームにも十分に力を発揮させたうえで勝敗を競う、スポーツマンシップの精神に則っていない

との見方をされるのです。

 

先に少し触れた、大差における盗塁が嫌われるというのも、世界的に見れば上記の見方が当てはまります。

日本では、どんな時も手を緩めず全力で戦うという風潮がありますが…

海外だと、大差で勝っているチームがバントや盗塁をすると、相手を馬鹿にしたと解釈されてしまう

というのです。

そのため、大差での盗塁は相手を侮辱しているとして嫌われる…というわけ。

筆者からすると、何だか、随分と頭の悪い理論だなと感じてしまいます。

「肩が弱い投手のチームからは打つな!」

と言っているようなものであり、随分と無茶苦茶な意見ですよね。

少年野球の盗塁規制論が浮上した理由2 捕手の子供に大きな負荷がかかる

もう1つの理由は、理にかなっているというか、プロを目指す子供たちの健康や未来を守るためにも重要な意見です。

まだ体の出来上がっていない小学生には、上半身だけで送球をすることが多い捕手というポジションは、

野球肘など、肘の故障をしやすい

という特徴があります。

とくに、盗塁を防ぐ際に使う技術であるスナップスローは、正しい方法で投げないと肘を痛めやすい行為なのですが…

小学生で、これをマスターするのは難しく、教え方を間違えると故障のリスクも高まります。

 

アメリカのリトルリーグは、そもそも盗塁ができません。

このような技術を小学生の段階から覚える必要もないので、健康被害は起きにくいのですが…

一方で、盗塁が認められているため、それを防ぐ術を身につけなければならない日本では、

捕手の健康被害は、投手に続き捕手が2番目の多さになっている

という現実があります。

そのため、日本でも、

「まだ体が出来上がっていない小学生の野球では、盗塁なしにするべきではないか」

「捕手の技術の磨くのは、本格的に体が出来上がってからでいいのでは?」

このような議論が起こるようになり、とくに負荷のかかりやすい盗塁を規制するべきでは?との意見が増えたのです。

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まとめ

現在、少年野球での盗塁を規制するべきでは?という議論が起こり始めています。

『ワンサイドゲームになりやすく、スポーツマンシップに則っていない』

という理由は、ちょっとナゾですが、

日本の少年野球をしている捕手は故障が多く、未来ある子供たちの健康を守るため

という理由には頷ける部分がありました。

小学生の頃から、上手くなるために野球の練習をし続けることは大事です。

ただ、まだ体が出来上がっていない時期なので、大人のするプレーを身につける段階ではないのも、一理あります。

基礎的な技術トレーニングに留めておくべきなのかもしれませんね。

そういう意味では、少年野球の間は、盗塁の回数制限を設ける案は、なかなかいいのではないかと感じた次第です。

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