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【プロ野球】セ・リーグよりパ・リーグが強い理由を考察!

筆者はプロ野球が好きで、よく見ているのですが、近年思うことがあります。

セ・リーグとパ・リーグに、実力の差が出過ぎていると…。

 

交流戦も日本シリーズも、だいたい勝っているのはパ・リーグですよね。

セ・リーグが勝っているところを全然見かけません。

なぜ、こうもパ・リーグが強くてセ・リーグが弱いという、リーグによる力の差がはっきりしてしまっているのでしょうか?

 

この記事では、セ・リーグよりパ・リーグが強い理由を、考察してみました。

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数字で確認セ・リーグよりパ・リーグが強いのは本当?

まず、本当にセ・リーグとパ・リーグの実力に差が出ているのか?

両リーグの実力差が気のせいではないことを、数字でハッキリさせていきましょう。

 

セ・リーグとパ・リーグの全体的な実力差が見られるものに、交流戦があります。

交流戦は2005年から始まり、ずっと開催されてきました。

そのうち、

セ・リーグが勝ち越したのは2009年のわずか1回のみ

で、後は全てパ・リーグが勝ち越しています。

この時点で、すでにセ・リーグとパ・リーグに明確な実力差が出ていることがわかりますよね。

 

加えて、

2010年からは、・リーグが10以上の差をつけて大きく勝ち越すケースが増えてきました。

2010年は、上位6球団をパ・リーグで独占した年でもあります。

10勝以上の差がついたのは、

  • 2010年
  • 2011年
  • 2013年
  • 2015年
  • 2016年
  • 2018年
  • 2019年

の7回。

そのうち、2010年はパ・リーグが81勝59敗4分、2013年は80勝60敗4分という蹂躙状態になってしまっています。

 

次に、日本シリーズの成績を見ていきましょう。

日本シリーズで、セ・リーグが日本一になったのは、2012年の巨人が最後です。

2013年以降、ずっとパ・リーグが日本一。

この10年間の結果を見ても、セ・リーグの日本一はこの巨人の勝利のみ。

そして記事執筆時に開催されている2020年日本シリーズでも、ソフトバンクが圧倒的な差で巨人をひねりつぶしています。

 

これらの結果から、

パ・リーグがセ・リーグより強いのは明らか

だと言えますね。

 

セ・リーグよりパ・リーグが強い理由

セ・リーグよりパ・リーグが強い理由を、筆者なりに考えてみました。

 

まず最初に、セ・リーグとパ・リーグの実力差は、人によってどう見えるか違ってきます。

パ・リーグが強いと見る人もいれば、セ・リーグが弱いと見る人もいるでしょう。

 

筆者は後者で、単にセ・リーグが弱すぎるだけだと思っています。

パ・リーグはやるべきことをしっかりやった結果、今があるので、セ・リーグが過去の栄光に胡坐をかいていただけだと思うのです。

それでは、パ・リーグがセ・リーグより強い理由を、1つずつ見ていきましょう。

セ・リーグよりパ・リーグが強い理由1逆指名制度の廃止

個人的に、セ・リーグとパ・リーグの実力差が出始めた全ての始まりは、

2006年にドラフト制度が変わった

ことにあると、筆者は思っています。

2006年のドラフト会議から、逆指名制度が廃止されました。

逆指名制度というのは、

ドラフト上位候補の選手が、入団する球団を指名できる

という制度で、自由獲得枠(自由枠)、希望入団枠(希望枠)とも呼ばれていました。

逆指名制度は、選手の意思を尊重するために生まれた制度でしたが、実際はどうだったかというと…

巨人のようにお金のある球団を筆頭に、裏金を積んでプロ上位候補を引き抜く

セ・リーグ人気が高かったので、セ・リーグを指名する選手が多かった

などの事例が発生し、スター選手たちは多くがセ・リーグに入団していったのです。

人気とお金を背景に、セ・リーグが有力選手を根こそぎ獲得していったことで、セ・リーグはパ・リーグとの力の均衡を保っていたのです。

 

一方のパ・リーグは、地方に本拠地を置く球団も多く、このままでは経営が厳しくなってしまうことから、

  • 自分達の手でスターを育てていくこと
  • 地域密着型の経営をする

といった方針を執ることで、実力と人気をつけていき、今のパ・リーグの土台を築いていきました。

セ・リーグよりパ・リーグが強い理由2育成力の差

逆指名制度が廃止された結果どうなったか?

有力選手がパ・リーグにも入るようになり、育成力があることから良い選手が育ち、選手層が厚くなりました。

即戦力、いわゆる完成型の選手も、さらなる伸びしろを見つけて成長していきますし、素材型の選手もぐんぐん実力を伸ばしていくわけです。

千賀投手や甲斐選手、周東選手など、現在のソフトバンクの主力に育成出身の選手が多いことが、まさに育成力の表れですよね。

 

セ・リーグはというと、

人気とお金で手に入れた有力選手の力に頼っていたので、育成ノウハウがパ・リーグに劣り、いい選手が育てられなくなりました。

年々、セ・リーグとパ・リーグの実力差が開いていくことになるのです。

 

では、育成力がないとどうなるか?

育てる力がないため、ドラフトでは即戦力の選手を獲得する

即戦力に頼るため、コーチ陣の育てる力も伸びていかない

育てる力がないため…(以降ループ)

と、ループ状態に陥ってしまい、これでは育成力の差がどんどん開いてしまいます。

さらに言えば、

即戦力選手やスター候補の選手が秘めている伸びしろも、伸ばすことができません。

巨人を出て行った選手がパ・リーグで活躍している姿を見ると、とくにそれを感じますね。

 

こうして、

  • 能力の高い有力選手や、スター選手を人気とお金で引き入れていたセ・リーグ
  • 育成に力を入れることで、自分たちでスター選手を育てていったパ・リーグ

2つのリーグが、逆指名制度があった時代にそれぞれやっていたことが、制度の廃止後に明暗を分けていきました。

2005年から2009年くらいまでは両リーグ拮抗していた交流戦も、逆指名制度が廃止されて5年が経った2010年頃から大きな差が出始めたのは、

制度廃止後に入団した選手が育ったかどうかの差の表れ

とも言えるでしょう。

この時期から、両リーグの地力に差が出始めてきた頃と捉えることもできますね。

セ・リーグよりパ・リーグが強い理由3DH制

地力に差が出てきたことで、どういう影響を及ぼしたか?

それが、巨人の原監督が言及したり、プロ野球ファンの間でもよく言われるようになった、

DH制(指名打者制)の有無による差

です。

パ・リーグにはDH制があり、セ・リーグにはDH制がありませんよね。

このDH制の有無が、

選手層の厚さに差をつけている

と考えることもできます。

なので、近年はセ・リーグにDH制の導入を求める声が増えているのです。

 

DH制があるとないとでは、戦力にどう違いが出てくるのでしょうか?

パ・リーグは、DHがあるので、9人の野手でスタメンを構成します。

一方でセ・リーグは、DHがないので8人の野手と1人の投手でスタメンを構成しています。

この時点で、

野手9人の戦力と野手8人の戦力で、セ・リーグは野手1人分戦力で劣っている

と言えますよね。

 

もう1つ、DH制の有無における問題があります。

その問題とは…

セ・リーグは現状、DH制を導入していないことの強みが全くなく、ただのデメリットにしかなっていない

ということ。

 

DH制があるからパ・リーグは選手層が厚く、パ・リーグ本拠地ではパ・リーグが有利になることはわかると思います。

しかし、その理論からすれば、

セ・リーグの本拠地では、DH制を導入していないセ・リーグの強みがあるはず

で、セ・リーグ有利になってもおかしくないですよね?

 

ここでキーポイントになってくるのが、

投手の打撃力

です。

DH制がないセ・リーグは、投手が打席に立ちます。

これはパ・リーグにはない特徴なので、投手の打撃力をセ・リーグの強みにすれば、

セ・リーグの投手は打席に立っても活躍できるが、パ・リーグの投手はただのお荷物になる

わけで、セ・リーグの本拠地ではセ・リーグ有利になるはずです。

 

しかし、現実はどうでしょうか。

セ・リーグとパ・リーグの投手の打撃力には、ほとんど差がありません。

ヒットを量産…は無理にしても、エンドランや犠牲フライを狙って打てるくらいになるだけで、差は開くでしょう。

打力はないに等しいですし、セ・リーグの投手は特別にバントが上手いかと言えば、そういうわけでもありません。

じゃあ、セ・リーグの投手が打撃に力を入れているか?というと、それも感じられません。

 

それどころか、

投手なのだから投球に集中してくれればよく、打てなくてもいい、打てればラッキー

なんて風潮すらできているくらいです。

打てなくていいんだったら、投手が打席に立っても、ただのデメリットでしかありません。

セ・リーグは、

投手が打席に立つことが何のメリットにもなっておらず、DHがないことの強みを活かせていない

と言えるのではないでしょうか。

 

結果として、スタメンの戦力だけを見ても、

DHがあるパ・リーグ本拠地ではパ・リーグ有利、DHがないセ・リーグ本拠地では有利不利なし

になってしまい、セ・リーグはただデメリットを背負う試合が増えるだけなのです。

パ・リーグの球団は、控えに普段DHで起用している選手がいると考えれば、総合的な戦力では、セ・リーグ本拠地でもパ・リーグ有利と言えます。

だからこそ、セ・リーグがパ・リーグに追いつくための方法として、

  1. DH制を導入する
  2. 投手が打撃力を磨き、野手並みの打撃力を手に入れる

のどちらかが必要になってくると、筆者は思っています。

2の場合、投手は投球練習に加え打撃練習もしなければならず、投手力が落ちてしまうおそれもあるため、

投手は投球をするという一番の役割をしっかり果たすため、打席に立たせないDH制導入の方が現実的

だとは思いますけどね。

DH制を導入すれば、投手は投球に集中できるので、よいパフォーマンスが出せます。

そして、ベストパフォーマンスの投手を打つために打者がレベルアップしていく→その打者を抑えるために投手がレベルアップする…

と、相乗効果も見込めますからね。

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まとめ

セ・リーグよりも、パ・リーグが強い理由は、

  • 逆指名制度の廃止
  • 育成力の差
  • DH制度の有無による戦力差

この3つにあると考えました。

最も大きかったのは、やはり逆指名制度の廃止ではないでしょうか。

人気とお金の力で有力選手をかき集めていたセ・リーグは、それを失ったことで、かろうじて埋めていたセ・パ両リーグの差が大きく開いていくこととなりました。

なので、今セ・リーグがパ・リーグに追いつくには、DH制度を導入して、育成に力を入れるほかないでしょう。

とはいえ、DH制を導入したからと言って、すぐセ・リーグとパ・リーグの実力差が埋まるとは思いません。

パ・リーグには、DH制でやってきた経験値と育成力がありますからね。

セ・リーグは、逆指名制度で胡坐をかいていた期間と同じだけ努力し、我慢しなければいけないことは確かです。

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  • この記事を書いた人

watari1

創作活動を趣味にしている、中部地方在住の20代男です。 これまで世の中に関心が持てず、これといって誇れるものも持っていないため、ペシミズム的な思考でなんとなく日々を消化しているだけでした。でも、昨今の世界情勢や周囲の環境の変化で生活への不安を感じ、活動できる場を持ちたいと思うように。 記事の執筆を通じて、新たな知識や物の見方を増やしていきます。

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