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圧力鍋が爆発する原因とは?間違った使い方と正しい使い方を解説

キッチンで大活躍してくれるアイテムの1つが『圧力鍋』。

 

コトコト長時間かけて煮込みたいような料理も、短時間で作ることができます。

短時間で済むということは、ガスも節約できちゃいますよね!

 

たろう
でも圧力鍋って、爆発するんでしょう?

使うのは怖いなぁ。

『圧力鍋』というと『爆発』を連想する人、けっこう多いですよね。

 

でも、圧力鍋だって理由もなく爆発するわけではありません。

爆発するには、ちゃんと原因があるのです。

 

逆に言うと、その原因さえ避けて正しい使い方をすれば、安全に使えるんですよ。

 

ということで、今回は

  • 圧力鍋が爆発する原因
  • 圧力鍋の正しい使い方

について解説します。

ぜひ読んで、圧力鍋料理にチャレンジしてみてくださいね!

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圧力鍋が爆発する原因は?

圧力鍋はどんな時に爆発してしまうのか

圧力鍋が爆発する原因は、間違った使い方をしたことです。

 

どういう使い方かというと、

  • 圧力鍋のふたをきちんと密閉できていなかった
  • ノズルが汚れたり詰まったりしているまま加圧した
  • 使ってはいけないとされている食材を入れて加圧した
  • 加圧中に火力が強すぎて、圧力が上がりすぎた
  • 空だきしてしまった
  • 加熱後に冷水を掛けるなどして冷やしてしまった(圧力が急に下がりすぎる)
  • 圧力が下がっていないうちにふたを開けた
  • 鍋を移動させようとした時に落としたりぶつけたりして、衝撃が加わった

以上が、爆発の原因になります。

 

また、

  • 圧力鍋が古くなっていた
  • パッキンが劣化していたり破損したりしていたのをそのまま使った

といったことも、爆発の原因になり得ます。

 

でも、

正しい使い方をして、必要なチェックやメンテナンスを怠らなければ、圧力鍋は安全に便利に使えます。

むやみに怖がらなくても大丈夫ですよ!

 

メモ

製造側のミスとしては、

  • 圧力鍋が不良品だった
  • 設計ミスがあった

といったことでも、事故が起こりえます。

でも、消費者生活用製品安全法の基準を満たした圧力鍋なら、審査も受けているので、設計ミスがあるまま販売される可能性は、まずありません。

圧力鍋の安全性は改善されている

実は、圧力鍋の爆発では、

爆発で吹き飛んだふたの当たり所が悪くて、命に関わる事態になってしまうケースもあります。

 

2010年5月に『消費生活用製品安全法』が改正され、

  • ふたがきちんとしまっていない状態だと、加熱しても圧力が5kPa(キロパスカル)以上にならない
  • 鍋の圧力が下がらないとふたが開かない

という安全基準が取り入れられました。

 

そのため、2010年5月以降に製造販売された圧力鍋は、安全性が高くなっています。

今の圧力鍋は、より安全に使うことができるんですよ。

 

2010年5月以前に製造販売された圧力鍋については、こういった安全性能が備わっているかどうか、確認してくださいね。

安全な圧力鍋を選ぶポイント

圧力鍋を買うときには、

  • 『PSCマーク』
  • 『SGマーク』

が付いた圧力鍋を選んでください。

 

この2つのマークは、

PSCマーク

⇒国が定めた消費者生活用製品安全法の基準を満たしている印

SGマーク

⇒一般財団法人製品安全協会の定めた被害者救済制度が適用される製品である印

となっています。

 

つまり、PSCマークがついていれば、新しい安全基準を満たした圧力鍋ということです。

 

それから、

SGマークがついていれば、『正しい使い方をしていたのに事故が起きた』という時に補償を受けられます。

 

ですから、圧力鍋を買うときはこの2つのマークを確認してくださいね。

ネットのフリマやオークションで買うときにも、忘れずに確認してください。

豆知識

被害者救済制度が適用されるのは、

  • 説明書に従って正しい使い方をしたにもかかわらず、事故が起きた
  • 製品の欠陥が原因で事故が起こった

という場合です。

間違った使い方をした場合は、救済の対象になりません。

 

また、どれくらい損害賠償を受けられるかは、被害の程度や事故の原因にもよります。

圧力鍋の正しい使い方

ここからは、基本的な『圧力鍋の正しい使い方』について解説します。

 

ただし、

圧力鍋によって多少違うこともあります。

必ず取扱説明書をよく読んで、確認してくださいね!

使う前にチェック!点検するポイントは?

圧力鍋を使う前には、まず点検をしてください。

 

どこをチェックするかというと

  • パッキンに破損や汚れ、傷みがないか
  • パッキンがきちんとはまっているか
  • 蒸気を出すノズルが汚れたり詰まったりしていないか
  • ふたのねじや取っ手などに、緩みやぐらつきがないか
  • 安全装置が機能しているかどうか
  • 重りが見えているか(重り付きの圧力鍋の場合)
  • 圧力表示ピンがきちんと機能する状態か

といったところです。

 

みさと
こういう点検って、つい忘れちゃうんだよね。

わかります。

しょっちゅう使っていると、忘れたり、ささっと見るだけになってしまったりしますよね。

 

でも、ぜひ意識してしっかり点検し、習慣にしてください。

安全のためですからね。

具材を入れる時の注意点

圧力鍋で調理するときに注意が必要なのは、

  • 使ってはいけない食材を避ける
  • 具材を入れすぎないように、入れて良い量を守る

ということです。

圧力鍋で調理してはいけない食材とは?

圧力鍋でどんな食材を使ってはいけないかというと、

  • 細かくなった食材
  • 粘度の高い汁
  • 食材の膨張や泡立ちによって、ノズルがふさがる可能性があるもの

 

具体的には、

豆類や、牛タンなどの皮膜がある肉類

⇒皮や皮膜がはがれてノズルをふさいでしまう

シチューやカレーなどのルーや、片栗粉でとろみをつけた食材など

⇒とろみでノズルがふさがってしまう

大量の油や酒、砂糖

⇒弾けて爆発につながる可能性がある(圧力鍋の説明書に書いてある規定量内ならOK)

練り物(ちくわなど)や餅、ヒジキや切り干し大根など

⇒膨らんでノズルをふさいでしまう可能性がある

パスタやそうめん、うどんなどをゆでる

⇒泡が立ってノズルをふさいでしまう

といったものです。

 

ただし、

こういった食材でも、圧力鍋によっては『入れて良い量を守れば大丈夫』もあります。

取扱説明書を確認してみてください。

 

ひろし
シチューやカレーは圧力鍋で作れないの?

シチューやカレーを作る時には、加圧が終わってふたを開けてからルーを入れ、その後はふたを開けたまま火を通してください。

加圧するときにルーを入れなければ、大丈夫です。

メモ

食材ではありませんが、

洗浄のために洗剤や重曹を入れて加圧するのも危険です。

洗い方も、説明書に従ってください。

入れて良い量を守る

圧力鍋は『食材を入れて良い量』が決まっているので、その量を守ってください。

食材を入れすぎると、ノズルが目詰まりする原因になるからです。

 

どのくらいの量かというと、

多くの場合は、鍋の高さの3分の2までです。

 

ただし、

食材によっては『3分の1まで』『4分の1まで』など、基準が違うものがあります。

取り扱い説明書に書いてある量を、必ず守ってくださいね。

ふたはしっかり密閉!

食材を入れたら、

確実にふたを密閉しましょう!

 

きちんとふたが閉まっていないと、圧力が高まったときに中身が飛び出してしまう可能性があります。

圧力鍋の火加減

圧力鍋の火加減の仕方は、

圧力がかかるまで

⇒中火(なべ底から火がはみ出ない程度)

加圧中

⇒弱火にし、設定した圧力以上にならないように火の強さを調整する

が基本です。

 

なお、加圧する時間は料理によって違いますが、時間をオーバーしないように気をつけてください。

レシピ通りに作れば美味しくできるので、余計に加圧しなくても大丈夫ですよ。

空だきに注意!

他の鍋もそうですが、圧力鍋も空だきは危険です!

 

加圧時間10分につき、だいたい200~250mlくらいの水を足してください。

 

水を足すときにも、

  1. 火を止める
  2. 圧力ピンが下がるまで待ち、下がったことを確認してからふたを開ける

ということを忘れないでくださいね。

加圧が終わったら

加圧が終わったら、

火を止めて、圧力ピンが下がるまで待ちましょう。

圧力ピンが下がったら、ふたを開けてOKです。

 

なお、『圧力の下げ方』として、水をかけたり鍋を水に浸したりする方法も紹介されています。

でも、

鍋によって、やって良い冷やし方が違うので、説明書をよく確認してください。

 

また、あまりに急に冷やしすぎると爆発してしまうので、注意が必要です。

 

筆者としては、自然に減圧するまで待つことをおすすめします。

それが最も安全ですからね。

待つ時間は『余熱調理で美味しくなる時間』と思うと良いですよ!

使用後のメンテナンスが大事!

圧力鍋を安全に使うには、使った後のメンテナンスも大事です!

 

使い終わったら、

  • 鍋全体を洗う
  • パッキンに付いた汚れやぬめりなどを取り除き、洗って良く乾かす
  • ノズル部分を掃除し、乾かす
  • 重りが付いている場合は、重りもきちんと洗い、よく乾かしておく

といった手入れをしましょう。

 

パッキンは

汚れたままにしておいたり、濡れたまま鍋に着けて保管したりすると、劣化を早めてしまいます。

必ず、きれいにして乾かしてから保管してくださいね。

 

また、パッキンは時々交換する必要があります。

使い方にもよりますが、メーカーではだいたい1年くらいで交換するように指示していることが多いです。

時期が来たら、忘れずに交換してくださいね。

より安全な圧力鍋もある

ここまで見てきたように、

圧力鍋は、正しい使い方をすれば爆発することはありません。

 

ひろし
でもやっぱり、心配だな…。

ならば、電気圧力鍋を使うのもおすすめです。

 

電気圧力鍋なら、

  • 材料を入れてスイッチを入れるだけで料理ができる
  • 火を使わないし、火加減の調節も要らない
  • 機種によってはタイマーが付いていて、食べる時間に合わせて料理が完成するように設定できる

など、とても簡単で便利です。

 

ただし、電気圧力鍋が安全といっても、普通の圧力鍋と同じように、

  • 材料を入れすぎた
  • 圧力が下がる前にふたを開けてしまった
  • 冷水をかけて急激に冷やした

といった場合には爆発してしまいます。

電気圧力鍋も、正しく使ってくださいね。

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まとめ

圧力鍋は、とても便利な調理器具です。

『爆発』を心配する人もいますが、正しく使っていれば爆発することはありません。

 

爆発の原因になるのは、

  • ふたがしっかり密閉できていなかった
  • ノズルが詰まっていた
  • 加圧した後、冷水をかけて急に冷やした
  • 圧力が下がっていないうちにふたを開けた

といったことです。

 

  • 使う前に、ノズルが詰まっていないかなどをチェックする
  • 確実にふたを閉める
  • 入れて良い食材だけを、量を守って入れる
  • 加圧後の鍋を落としたり振ったりして衝撃を与えない
  • 圧力が下がったことを確認してからふたを開ける
  • 使った後はよく洗って乾燥させてからしまう

といったことを守れば、安全に使うことができます。

 

鍋によって注意事項は違うので、取扱説明書をよく読んで、書いてあることを守ってくださいね。

 

筆者も圧力鍋を使ったことがありますが、本当に美味しく作れます。

ぜひ、圧力鍋で美味しい料理を楽しんでくださいね!

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  • この記事を書いた人

Metasequoia

関東在住、いろいろな仕事や家事をしながら暮らしているおばちゃんです。 趣味は、読書、ピアノ、手芸など。 それに加え、雑学や調べ物、文章を書くことが大好きです。 何かがわかるのも、それを文章で伝えるのも、面白い!

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