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いきなりステーキの人気凋落と閉店の原因とは?ひどいと評判の社長について調べてみた

いきなりステーキ

ペッパーフードサービスが運営している『いきなり!ステーキ』。

かつては安さを売りに、ライバルであったステークスの『KENNEDY』を滅亡に追いやるなど破竹の勢いで規模を拡大していましたが…。

 

それが今では、大量閉店する事態に。

 

現在、ピーク時から103店舗も閉店してしまい、なぜここまで凋落したのかが気になるところです。

 

一説には社長のせいだ!との意見もあるみたいですね。

当記事では、『いきなり!ステーキ』が大量閉店に追い込まれた原因をお伝えします。

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『いきなり!ステーキ』の凋落ぶりがひどい…

『いきなり!ステーキ』は、2013年に1号店をオープンさせた立ち食いステーキ店です。

 

最初の半年ぐらいはたった4店舗しかなかったのですが、

わずか5年で493店舗に拡大

し、急速に勢いをつけてきました。

 

しかし、店はぽんぽんと出し続ければいいわけではありません。

 

過剰な出店をしていたため、自社内競合が起きて売上を食い合ってしまうようになり、さらには教育が行き届いておらず、ステーキの品質も最低レベル。

社長の珍発言などもあり、どんどんと悪評が立っていきました。

 

さらには『いきなり!ステーキ』が特集された際の、時代錯誤な労働環境にも批判が殺到、不法就労問題など次々にボロが出て評判は地の底へ転落…。

 

全国で493店舗あった『いきなり!ステーキ』は103店舗を閉店し、山形県と福井県、新潟県から撤退

という結果になってしまったのです。

 

さらには2020年末のサービス改悪が響き、『いきなり!ステーキ』の売上低下は歯止めがかかりません。

 

ペッパーフードサービスは、新事業の『からあげくに』は鳴かず飛ばずだった結果閉店。

事業の1つであるペッパーランチを切り離してもなお、主力事業の『いきなり!ステーキ』が不振続きのため、

2021年12月期の第1四半期(1~3月)決算は、約4億円の最終赤字

となってしまったのです。

 

いきなり!ステーキ大量閉店の原因

『いきなり!ステーキ』が大量閉店するに至った原因を調べてみました。

調査すると、どうも複数の原因があるようですね。

 

『いきなり!ステーキ』凋落の原因1大量出店

先ほども述べましたが、店は何が何でも大量出店すればいい、というわけではありません。

とにかく出店することだけを目標にした結果、最終的に潰れたという企業はいくつもあります。

 

なぜ急拡大が大量閉店に繋がるのか?

もちろん、大量出店そのものにはメリットもありますが、それを活かせなければただの暴走と同じです。

『いきなり!ステーキ』の場合、大量出店で認知度を上げるまでは成功していましたが…。

大企業が始めたことならともかく、そんなに大きな会社ではないペッパーフードサービスが大量出店をやろうものなら、多くの問題が生まれます。

 

まず、急拡大しすぎると、

従業員の教育が行き届かなくなります。

 

店舗が数十くらいの頃なら、既存の店舗から1人くらい教育役として派遣すれば何とかなるでしょうが、数百店舗にもなると、派遣程度では補えません。

それに、教育役の社員の数にも限りがあるわけで、教育役の人が何店舗も掛け持ちをすれば、その分1店舗あたりの教育時間も減り、スキルの質の低下につながります。

すると、肉のカットが下手だとか、焼き加減がテキトーなどのクレームも増えてくるでしょう。

 

さらに、急拡大は人材が十分に確保できるのならばいいですが、いきなり数百店舗分の人材を増やすなんてそうそう簡単なことではありません。

当然ながら、

人手不足

という問題にもぶち当たります。

人手不足になると、その分対応できる客の数も減るので回転率が落ち、利益を出しにくくなってしまいますよね。

立ち食いのお店というのは、回転率の高さが売りなわけですから、これでは本末転倒です。

 

そして『いきなり!ステーキ』の場合、先ほどもちらっと触れましたが、

自社内競合

という、本来起こりえない現象も発生してしまいました。

 

大量出店した結果、『いきなり!ステーキ』は、『いきなり!ステーキ』同士で利益の奪い合いに…。

それもそのはず、なんと『いきなり!ステーキ』は、

同じ商圏内に複数の店舗を出店する

なんてことがたくさんあったようです。

中には、姉妹店の『ペッパーランチ』と『いきなり!ステーキ』が70メートルしか離れていなかった…といった事例も。

これでは利益が出ないのも当然です。

 

『いきなり!ステーキ』凋落の原因2値上げとサービス改悪

大量出店によって経営が苦しくなると、どうしますか?

 

そうです、値上げですね。

苦しくなった『いきなり!ステーキ』は、2020年12月にメニューを全店でリニューアルしました。

 

しかしそのリニューアルというのが、

  • ランチタイムは時間を短縮し、一部店舗では土日祝のランチタイムを撤廃
  • ライス・サラダ・スープが別オーダーとなり、今までのランチセットのように頼もうとすると、セットの時より価格が高くなる
  • オーダーカットからトップリブステーキやミドルリブステーキが消滅

など実質値上げのような改悪をしました。

 

ただでさえ評判が落ちている中、利益率を上げようとメニューを刷新した結果、ますます悪評が立つようになってしまいました。

 

極めつけには、肉マイレージの改悪。

サービスの1つである肉マネーを廃止し、肉マイレージシステムの仕様を大幅に改悪!

 

これまでは、食べた累計グラム数によってランクが決まり、様々な特典が得られるというサービスでした。

しかし、2020年12月の改定で、

  • 来店回数のみでランクが変わり、累計グラムでのランク変動はなくなった
  • 一定期間内に指定のポイントを得られないとランクダウンする
  • ランクに応じて誕生月にタダ肉サービスがあったが、500円クーポンに変更

などの内容になってしまい、一番怒らせてはいけない、長年『いきなり!ステーキ』を支えていたヘビーユーザーからも批判を浴びました。

 

その結果、来店をやめてしまったというヘビーユーザーも現れ始め、さらに売上が落ちてしまったのです。

なお、肉マイレージサービスはこうした不評を受け、2021年5月に再改定されています。

 

『いきなり!ステーキ』凋落の原因3 一瀬邦夫社長

『いきなり!ステーキ』がどんどん落ちていった最大の原因は、 

一瀬邦夫社長

にあると言っても過言ではありません。

 

ペッパーフードサービスは、

一瀬邦夫社長の個人経営店から始まった企業

であり、経緯が経緯だけあって、いわゆるワンマン社長でした。

ワンマン社長でも、有能な人物なら会社が傾くことなく成長を続けられるのですが、残念ながら、ただの料理人だった一瀬邦夫社長は違いました。

 

先ほど、大量出店で自社内競合が起きたと言いましたが、なんと『いきなり!ステーキ』の出店地域は、

社長がGoogleマップを見ながら、自分の勘で決める

という何の根拠もないテキトーな方法だったんです。

これにより近くに『いきなり!ステーキ』がたくさんある状態も起き、『いきなり!出店』なんて揶揄られることとなりました。

 

無計画な出店だけでなく、社長の求める企業風土も問題でした。

  • 朝には朝礼を行い、点呼の声が小さいと社長が満足するまで延々と続く
  • 社員を番号で呼ぶ
  • 社内報を読んだ感想を書かせる

など、古臭い軍隊のような時代錯誤なやり方に、批判が殺到しました。

 

外野からの批判だけで済めばよかったのですが、やはり社員や従業員も嫌だと思っていたようで、

『就職四季報2020』によると、ペッパーフードサービスの3年後離職率は100%!

100%という驚異の数字を叩き出していました。

 

定着しないのは、一概に企業がすべて悪いとは言えないと思いますが、100%なんて数字を出されてしまうと、さすがに前述の企業風土が影響しているように思えてなりません。

 

極めつけには、一瀬邦夫社長の珍発言も、『いきなり!ステーキ』の評判を落とすきっかけになっています。

 

例えば、社内報には、

「300gのオーダーをされて350gでカットしてしまっても、300gになるように切り落とさないでください」

「お客様が減らすのを求めた場合のみ減らす対応をしてください」

などと、オーダーカットで要求より重くカットしても、客に言われない限り無視しろという旨の記述を残しています。

 

この場合、

オーダーカットの価格は当然350gのものになるため、客は思っていたよりも高い金額を払わされる

ことになります。

 

マニュアルになっていないだけまだマシですが、社内報という誰でも見られる場所に書いてあるなんて、正気の沙汰とは思えません。

あまりにひどいですよね。

 

他にも、上から目線の貼り紙こと、『怪文書』もネット上で大いに話題を呼びました。

それは商品の『ワイルドステーキ』が硬いという評判が立っていた頃のこと。

2020年1月に、一瀬邦夫社長は次のような貼り紙を出したのです。

この「いきなりステーキ」で一番人気は、ワイルドステーキですが、時々硬いとお叱りを受けておりました。

御新規のお客様が硬いステーキを食べられた時、もう二度と来られないばかりか悪い口こみが店を台無しにします。

誠に申し訳なく思います。

一番の人気ステーキを柔らかくて美味しいと言って頂けます様努力してまいります。

大いに反省しております。

業績悪化の原因を、客に責任転嫁しているかのような発言は、火に油を注ぐ形となり炎上してしまったのです。

 

このように、一瀬邦夫社長の経営能力の低さ、古臭い考え方、珍発言が『いきなり!ステーキ』凋落に繋がったのでしょうね。

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まとめ

『いきなり!ステーキ』が大量閉店になった原因をまとめました。

 

『いきなり!ステーキ』は、

  • 大量出店による急拡大が招いたデメリットの数々
  • 社長の能力や言動

によって、売上の低迷、そして100以上の店舗の閉店に繋がりました。

 

とくに、個人経営の店から成長していったという経緯から、ワンマン社長に誰も口を出せず、

あまりにもテキトーな出店場所の決め方や、客を見下したような文章の数々

がずっと続いてしまったのです。

 

今でこそ、大量出店については反省しているようですが、ここから『いきなり!ステーキ』が立ち直れるのか、注視する必要がありそうです。

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  • この記事を書いた人

watari1

創作活動を趣味にしている、中部地方在住の20代男です。 これまで世の中に関心が持てず、これといって誇れるものも持っていないため、ペシミズム的な思考でなんとなく日々を消化しているだけでした。でも、昨今の世界情勢や周囲の環境の変化で生活への不安を感じ、活動できる場を持ちたいと思うように。 記事の執筆を通じて、新たな知識や物の見方を増やしていきます。

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